京の一枚

京都 紅葉100シリーズ 隠れ紅葉の赤山禅院 NO.66


紅葉もピークを迎えそろそろ終盤にさしかかった季節に・・・。


今回はバスで行き修学院離宮道下車して、約25分ほど歩きますと赤山禅院に着きます門をくぐると、境内へと参道が続きます。




比叡山の西麓(にしふもと)にある赤山禅院。


「赤山さん」の愛称で親しまれる赤山禅院は、京都の北東の表鬼門に位置し、その拝殿の屋根上にはなんと「猿」が鎮座しています。




でもこの猿網の中に 檻の中 ? 。


この猿には、深い意味があります。


この猿は比叡山を護っている日吉神社(滋賀県)の神猿といわれ、この場所が都の北東にあたり、表鬼門に位置するため、守護として鎮座しています。








赤山禅院


赤山禅院(せきざんぜんいん)は、平安時代の仁和4年(888年)に、第三世天台座主 円仁の遺命によって創建された、天台宗総本山 延暦寺の塔頭のひとつです。




慈覚大師 円仁(794年~864年)は、838年、遣唐使船で唐に渡り、苦労の末に天台教学を納めました。


その行程を守護した赤山大明神に感謝し、赤山禅院を建立することを誓ったとされます。




日本に戻った円仁は天台密教の基礎を築きましたが、赤山禅院の建立は果たせませんでした。



その遺命により、第四世天台座主 安慧(あんね)が赤山禅院を創建したと伝えられています。


本尊の赤山大明神は、唐の赤山にあった泰山府君を勧請したものです。


泰山府君は、中国五岳(五名山)の中でも筆頭とされる東岳・泰山(とうがく・たいざん)の神であり、日本では、陰陽道の祖神(おやがみ)になりました。


赤山禅院は、平安京の東北にあり、表鬼門に当たることから、赤山大明神は、皇城の表鬼門の鎮守としてまつられました。


以来、皇室から信仰され、修学院離宮の造営で知られる後水尾天皇(1596~1680)が離宮へ行幸された際、社殿の修築と「赤山大明神」の勅額を賜っています。


現在も方除けのお寺として、広く信仰を集めている由縁です。


赤山禅院は、古来、「紅葉寺」とも呼ばれてきました。


毎年、境内が紅葉に染まる11月になると、もみじ祭が開かれます。


もみじ祭の期間中(通常は11月1日から30日まで)には、静かな中にも、お茶所などがにぎわいをそえます。








●開門:6時  閉門:18時


●拝観時間  9時~16時半
(都七福神の御宝印受付は、9時~16時半)


●料金:無料(自由拝観)




●交通




地下鉄烏丸線 松ヶ崎駅下車、タクシー7分


叡山電車 修学院駅下車 徒歩20分またはタクシー5分




市バス


5、31、65系統 修学院離宮道 下車


北8系統 修学院道 下車 徒歩15分


「ぜんそく封じ へちま加持」の日には、臨時ピストン送迎車が運行されます




●駐車場


ありません。


公共交通機関をご利用ください。




●お問い合わせ先


075-701-5181(赤山禅院)


詳しくは: http://www.sekizanzenin.com/


















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