京の一枚

京都 十輪寺・声明と三弦を聞く会 2020年6月21(日)


梅雨の晴れ間 小塩山の通称「なりひら寺」へ足を運んで癒されて見ては如何ですか、帰りには紫陽花の善峰寺へ 。

小塩山・十輪寺は、善峰寺の2キロほど手前に位置し天台宗の古刹です。
寺は、嘉祥3年(850)文徳天皇のお后、染殿(そめどの)皇后(藤原明子:ふじはらあきらけいこ)の世継ぎ誕生を祈願のため、伝教大師作の延命地蔵菩薩を安置したのが始まりです。


毎年6月第3日曜日午後1時より「声明と三弦を聞く会」8月23日本尊地蔵尊秘仏ご開帳午前10時から、11月23日午後1時より「塩がま清めの祀り」が行われます。

十輪寺 在原業平のゆかりの地
平安時代を代表する歌人在原業平。

50歳を過ぎた頃から十輪寺で生活していたため、現在でもここにはゆかりのある史跡と桜が残っています。
平安時代の貴族には、「塩焼」と呼ばれる塩を焼いてその煙を楽しむ風習がありました。




本堂の裏手にある塩竈(しおがま)の跡は業平が塩竈を設け、忘れがたき恋人・二条后(にじょうのきさき)のことを想い、紫色の煙を上げていたといういい伝えが残されています。

境内の庭園には、代々の天皇から寄贈された枝垂桜(通称なりひら桜)があります。
業平は境内に咲く桜を見て、「いくつになっても桜のように人に愛され、惜しまれる人でありたい」など、人に愛される存在でありたいと詠んだ和歌を残しています。

さらに恋焦がれた女性と満開の桜を鑑賞し、ロマンチックな和歌をプレゼントしては女性との仲を深めたのだそう。
業平の命日である5月28日には、「業平忌三弦法要」が行われ、三味線を弾きながらお経を唱える「声明」の法会が行われ、また声明舞も奉納されます。


仏教音楽のしらべ"声明"を聞き、三弦と調和する音の秘密を探ります。
日本民謡の源流と法要内容がわかる文化講座的なものです。




■場 所: 十輪寺
■期 間: 2020年6月21(日)
■時 間: 13時半~
■料 金: 1,000円(拝観料、テキスト代)
■アクセス: 阪急「東向日町」駅より 阪急バス43「小塩十輪寺前」
■駐車場 : 10台程
■お問合せ: 075-331-0154
■詳細ページ:http://www.e-kyoto.net/
※主催者の都合により、予定・内容が変更される場合がありますので事前にご確認お願いいたします。


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