京の一枚

京都 紅葉 今がみごろ 石川丈山(いしかわじょうざん)が愛した詩仙堂


唐様(からよう)庭園


南面に開ける庭園は丈山好みという唐様庭園。


白砂にサツキの刈り込みが美しく、東の隅の滝組から建物の南縁へ流れた水は、南に曲がって紅葉谷へ向かう。


藤やツツジ、紅葉など四季折々の花が緑と白砂によく合っている。


斜面の下には丈山が考案したといわれる僧都(そうず)を設けている。


閑静な山の空気を破ってあたりにこだまする僧都の音は心に染み、観光で訪れた人を丈山の世界に引き込ませてくれる。


背後の舞楽寺(がぶくじ)山の山頂に丈山が自ら建てた墓がある。




石川丈山(いしかわじょうざん)


丈山はもともと三河の武士で名前は石川嘉右衛門重之(いしかわかえもん しげゆき)。


徳川家康に仕えていたが軍規違反に問われて徳川家を去った。その後、京都に隠棲した。


林羅山などと親交があり、儒者である藤原惺窩(せいか)の門に入って漢学を修める。


一時期、広島に住んでいた時期があるが、母の死をきっかけに再び京都に戻り詩仙堂を建てた。


54歳の寛永13年(1636年)に詩仙堂を造営し、90歳で亡くなるまでこの草庵で約30年暮らしていた。










■アクセス


JR京都駅から市バス5系統で41分、「一乗寺下り松町」下車、徒歩10分。または叡山電鉄「一乗寺駅」から徒歩10分。


■拝観時間   9時~17時 ※受付は16時30分まで


■拝観料    500円


■住所   京都府京都市左京区一乗寺門口町27番


※写真は全て過去のものです。













京の一枚
京都四季折々・祭り その他

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「京都旅行」カテゴリーもっと見る