富士山とおっ月さんのコラボ

　以前から計画していた、米軍厚木基地界隈でF-18戦闘機の夜間飛行を撮ろうとばかり、思い切り勇んで
出発した。東名日本坂ＳＡで、宿泊すべく予め調べておいた、基地正門前のＴホテルへＴＥＬしたら女性が出た。
　"今日一泊お願いします"
　"ありがとう御座います、空いております"
　"ところで今日は戦闘機飛んでいますか？"
　"私では分かりません"
　"分からないことは無いでしょう、そちらさんは正門前にある筈ですから爆音ぐらいは聞こえるでしょう"
　"い～ぇ聞こえません、うるさい時は、「横須賀」に空母が来たときぐらいです ね、その時は基地を訓練の
　 ために使用するみたいです"
　"あ～そうですか、じゃ～最近は戦闘機の音は聞こえていないんですね～"
　"はい、最近は静かですね～"
　"じゃ～、宿泊は今度にさせて貰います、失礼します"
　"またよろしくお願い致しま～す"
と言うことで自分的には厚木基地行きは中止とした。
予定変更したけどとても良い日だから富士山でも拝んでいこうと富士宮市へ・・・

　今日の富士山は三合目から頂上付近まで雲に覆われ、てっぺんの少しだけご披露しているだけだ。
でも近づくにつれ上の方から姿を現し始めて来たので、楽しみに運転して行けた。

＜♪♪♪あ～たま～をく～も～の～う～～えに～だ～し～♪♪♪　　富士山は絵になる＞


　富士の見える所で休憩しようと、広い駐車場のある牧場を見つけた。人気がよいのかかなりの人出だ。
でも、アッと驚いたのは写真愛好家連だ。三十人ほどが富士山にレンズを向け"ある時"を待ち望んでいた。
　自称"クソ度胸保持者"の僕はその写真家連の中へ入り聞いてみた、どうやら皆さんは雲が晴れる事を
待っているだけではないようだった。
先生らしい方が皆さんに、"あと３０分ですね～"とか会話していたのが印象に残り、多分、日が暮れて今日
の撮影会は終わりかと思いながら、牧場の動物を塀の外から見て回った。
　車に戻ったら写真家さん達が、先ほどの暇そうな様子とは一変して真剣に構えている、それもその筈、
富士山の天辺横から月が顔を出している、"な～んだ、これを待っていたのか～"、僕も早速三脚をセット
しシャッターを切りまくった。

＜シャッターチャンスを待ちわびるカメラマンたち＞


＜地上は曇りだが富士はやや夕焼けとなり、月と富士山のコラボレーション、お見事＞


＜最大望遠(３００ミリ)で、パチリ！＞


＜月も天体、地球も天体、だから天体ショ～＞


＜天体ショ～はクライマックス、この後大量の雲が・・・＞


＜ショ～には幕引きが付きもの、でも何だか寂し～い気分、あ～ぁ、終わってしまった＞