後世への最大遺物

2014-12-17 22:28:12 | 日記
今日は社員証の証明写真を撮影しに,天王町まで行ってきた.
写真を見てびっくり.

げっそりしていた.
少しやせたかなと思っていたが,ここまでとは.
しかも,左目が充血してるし(笑)

なので,どんどん栄養を取らなくちゃと思い,おいしそうなパスタ屋さんに帰り道で寄った.
そのパスタ屋さんでは,パスタが出てくるまでの待ち時間に内村鑑三の「後世への最大遺物」を読んだ.

今読み進めたところによると,後世への最大遺物としては
「自分の名を,名誉を今後の子孫に知らしめたい」という欲ではなく,
まず,自分の(私なら25年間の)命をくれたこの美しい地球,この美しい国,この楽しい社会,このわれわれを育ててくれた山,河,これらに私が何も遺さず死んでしまいたくない、との希望が起こってくる.
それを達するために
①金(金を国のために貯める)
②事業=土木(金を国のためにどう使うか)
③思想(著述,教育)
これらが挙げられるそうだ.

第一に「金」が出てきたのには驚いた.
でも,自分が想像していた「金」ではなかった.
自分は金を稼いで裕福な暮らしを自分の子供たちに与えるような人をイメージしていたのだが,
内村鑑三が考えていたのはそうではなく,
例えば百万両稼いだらその金を百万両国のため,世界のために使うという思想を持った
清き心を持った青年が望ましいということだった.

「金を稼ぐ,貯める才能」と「金を使う才能」は同一人物には持ち合わせていないという考え方は面白かった.

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