エコリーダー養成講座の第2回目が江東区越中島の
東京海洋大学でおこなわれました。
「川面から街を探検する」を受講しました。
内容は、2部構成。
前半は、座学(講義)。後半は、
Eボートを使って実際に川面に出て実習。
講義は、
東京海洋大学教授の庄司邦明氏による「ヨーロッパにおける船の活用と江東区に望まれる在り方」と、
地域交流センターの橋本正法氏による「日本各地におけるEボート活用まちおこし」でした。
庄司氏の事例紹介では、イギリス、フランス、ドイツ、ベルギー、スペインそして日本の主な河川で実際におこなわれている船の活用方法と、運河に設けられた河川の高低差を解消するロックやエレベーターの実例を紹介された。
橋本氏の講義では、Eボートの現在の活用状況や今後の展望などについて説明された。
Eボートによるまちおこしや地域交流会に加え、江東区など運河が比較的多い地域では災害時活用などの期待も高まっている。
川を活かしたまちづくりがなかなか盛り上がりを見せない大きな理由として、川の活用についての情報が少なく、情報交換やコミュニケーションの場が少ないことがあげられていた。
その他に、道具が少ないことや川を使用するには許可がるのではないかなどのイメージが固定化しているとっも指摘していた。
実際に、川をボートで航行する際には許可は不要だそうです。
ただし、ボートを川へ上げ下ろしする場所は、どこかの所有物となっているところが多いためその場の使用許可が必要になるということである。
今後もっともっと川への活用方法を広げていくためには、「
道の駅」や「
町の駅」同様の「
川の駅」を広めて聞く必要性を感じた。
ではここからは、実際に川面から見た町の風景をご紹介します。
今回は、このEボート2艇で探検です。
いよいよ出発です。前に見える橋は、清澄通りです。
江東区側です。
中央区側です。
隅田川を登り、左手に中央区、右手に江東区を見ながら大横川に入る。・・・
満潮時の航行で、橋桁に手が届きます。通過。
河川から運河に入るととても川面は静かです。
黒船橋です。このあたりに黒船が停泊したのかな。
普段見ることはない、橋の下です。

もっと、運河の利用が活発になると端の裏までしっかりとデザインする意識が生まれるでしょう。ベネチアのように・・・。
屋形船の停泊場です。
芝浦工業大学豊洲キャンパスです。
電動の船だそうです。まだ、あまり普及していないとか・・・。船の世界にも電気化の波が来ているようです。エコですかね・・・。
護岸工事で使用されているクレーン船です。
貯木場の柵です。ユリカモメの休憩場になっています。
東京海洋大学にある、潜水艇です。
あっという間の探検でした。
無事、帰港しました。
最後は、皆でかたづけです。
エコリーダーの会をきっかけに、江東区の運河観光を活性化させたいと考えています。
その為には、“川遊び”の拠点となるような「川の駅」を増やしていきたいと思います。