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昭和ビューティ(女優で見る日本映画)

昭和の女優を取り上げるblogです。女優を見るという視点の日本映画紹介blogでもあります。

星輝美 さん

2010年04月18日 20時51分49秒 | 昭和ビューティ
久しぶりの更新です。週1ペースでアップしていきたいとは思っているのですが・・・

さて、今回は、昭和ビューティの中でも、おそらくアイドル度No.1と思っている星輝美☆さんです。
作品は、土居通芳監督の「地平線がぎらぎらっ」。新米の囚人である“マイト”(ジェリー藤尾)が、「地平線がぎらぎらしている場所」にダイヤを隠していると聞いた他の囚人たちが、彼と一緒に脱獄を行ない、その場所を求めてさまようという筋。その道中、ハイキングをしているところを囚人たちに襲われるのが、星輝美さんの役どころです。今ならば、「モー娘。」とかにいてもおかしくない雰囲気ですね。








右が主役のジェリー藤尾さん。最近、テレビではお見かけしませんね。この人のキャラがあってこその「地平線がぎらぎらっ」ですね。いい味出してます。








「地平線がぎらぎらっ」制作:新東宝、公開:1961年。

浜田ゆう子 さん

2010年03月15日 21時48分12秒 | 昭和ビューティ
金のためにモラルを捨てた人間のいやな部分をブラック・ユーモアたっぷりに描いた川島雄三監督の「しとやかな獣」より、浜田ゆう子さんをご紹介します。伊藤雄之助、山岡久乃演ずる夫婦の長女で、小説家の愛人という役どころです。CS放送で見られる作品は、この作品も含めて、脇役がほとんどです。デビュー当時は、主役も多かったようなので、機会があったらぜひ見たいものです。ヴァンプ(男をたぶらかすような女)役なんか似合いそうなのですが。ちなみに、夫は日活で活躍した俳優の葉山良二さんです。

映像が古いせいか、キャプチャーでは、映画で見る魅力が再現できないのがもどかしいです。彼女の場合、雰囲気といかオーラに魅力がある人なのかなとも感じます。












「しとやかな獣」制作:大映、公開:1962年。

後年のテレビドラマで見る役柄(中流家庭の良きお母さん役)とはずいぶん違うキャラクターを演じるのが、山岡久乃さんです。「死の十字路」でもそうでしたが、映画ではエキセントリックな役柄が多いような気がします。この画像は、「しとやかな獣」のラストシーンからのキャプチャーです。


稲野和子 さん

2010年03月06日 19時38分52秒 | 昭和ビューティ
いよいよ真打ち登場です。「砂の上の植物群」からご紹介するラストの昭和ビューティは、主役の稲野和子さんです。「妖艶」という言葉がぴったりはまる表情です。この作品、映倫からかなり目をつけられたらしく、中平康監督の長女で作家の中平まみ著 「ブラックシープ 映画監督『中平康』伝」(ワイズ出版)によれば、「稲野和子のうますぎる表情がいけない」(当時の映倫関係者)んだとか。













「砂の上の植物群」制作:日活、公開:1964年。

脚色は、池田一朗、加藤彰、中平康の3名。原作も読みましたが、見事に映像化に成功しています。脚色の力に敬意を表したいと思います。

須田喜久代 さん

2010年02月28日 00時58分41秒 | 昭和ビューティ
「砂の上の植物群」は、吉行淳之介の原作だけあって、官能表現が多い映画です。昭和ビューティも多数、登場します。というわけで、3回連続になりますが、須田喜久代さんをご紹介します。彼女は、日活で活躍した女優のようですが、ほとんどが端役のようで、詳しい情報がありません。どなたか詳しい情報をお持ちの方がいたら、お知らせください。
この映画では、主人公・伊木一郎の友人(小池朝雄さん)が行う電車の中での痴漢シーンに登場します。








「砂の上の植物群」制作:日活、公開:1964年。

音楽は、大御所、黛敏郎さんが手がけています。ちなみに、中平康の性の3部作(「猟人日記」「砂の上の植物群」「おんなの渦と淵と流れ」)の映画は、いずれも黛敏郎さんが担当しています。ネットで調べていたら、性の3部作は、ずべて1964年の公開なんですね。映画の黄金時代はやはりすごいです。

島崎雪子 さん

2010年02月20日 06時06分44秒 | 昭和ビューティ
前回の「砂の上の植物群」から引き続き、島崎雪子さんをご紹介します。仲谷昇さん扮する主人公、伊木一郎の奥さんの役です。この作品以外では、未見なのですが、ウィキペディアによると、シャンソン歌手でもあり、NHK紅白歌合戦への出場経験もあるとか。また、元夫は、映画監督の神代辰巳さんのようです。

上から覗きこまれるアングルって、何だか癒されます。




「砂の上の植物群」制作:日活、公開:1964年。

ちなみに、タイトルの水彩画は、パウル・クレーです。原作者の吉行淳之介は、「砂の上の植物群」という題名を、クレーの絵の題から借用したそうです。