ミゼットをはじめ、このくらいの大きさのフィギュアはそのサイズから様々な既製商品からもアイテムを調達してくることが可能です。恐らくは、フィギュア単体が可動として充分なプレイバリューを保持し、且つ世界を広げる余地を残したギリギリのサイズではないかと考えるのです(過去には8cmサイズのフィギュアによるシリーズもありましたが)。
ざっと他のサイトを覘く限りでも既存の商品から武器や日常品、果ては乗り物や家具調度品の類まで、その流用例は枚挙に暇がありません。
フィギュア搭乗型のロボットもまた同様で、他のメディア作品中に登場するメカニックの玩具等を流用した記事をいくつも目にします。
初歩的なところではアイテムの構造に余剰スペースを見出し、そこにフィギュアを配置する(搭乗させる)ところから始まり、そこに独自性を盛り込むためにリペイントやジャンクパーツ等を用いたデコレーション、上級者になるとアウトフォルムからは一見して素材が判別できないほど加工したものや、もはや関節以外は残っていない作品まで…ここまで来るともはや「流用」ではなくなりますが…。
そうした周囲を取り込んで世界を広げることが出来るのは玩具サイズ=実寸大の世界観のなす業であると私は考えます。
前置きが長くなりましたが、私も以前既存の商品でミゼットが搭乗するロボットを作ってみたいと考えその素材を探しておりました。
とは言うものの、元来天邪鬼な気質なのかあまり誰も手を出さない素材を使ってみたいと考え、入手したのがメディコムトイから発売されている『ベアブリック400%』。以下は過去それを製作した際の記録です。
最初にお断りしておくと、この商品は比較的高額・入手難の部類に入ります。発売される先からプレミアがつく商品も少なくはなく、商品そのものも肩や股関節等が可動するものの、昨今のガンプラの可動範囲の高さに見慣れた目からすると決して満足できる素材ではありません。だからこそこれまで手をつける人が少ない、開拓の余地の残された素材であったわけです。ですので、「安価で」「格好良い」、「よく動く」素材をお求めの方にはあまりお勧めは出来ないことを明言しておきたいと思います。
ではなぜこの素材か?と問われると、その答えはこのアイテムの特徴であり魅力でもある大きな頭部とぽっこりしたお腹。フィギュアの格納を実験するのにこれほど魅力的な素材はありません。
素材は比較的無個性でシンプルなカラーを選ぶと良いでしょう。この商品、コラボ企画商品がしばしばあるため同じサイズの商品でも価格がピンキリです。無地の商品が安め(…と言っても3000~4000はします)です。
まずはフィギュアを搭乗するスペースを作るために(勿体無いけど)お腹をピンバイスで開口してゆきます。マスキングテープでガイドを作っておくと形が歪まないでしょう(…と、言いつつ歪んでしまいましたが・恥)。
作業を終えたものが上の画像。内部に可動のためのギミックが内蔵されていたので思ったほど余剰スペースは大きくありませんでした。このギミックに干渉しないようにプラ材で組んだシートを収めたのがこちら↓
この作品はフィギュア搭乗型ロボットの試行が目的であったため工作はここで終了です。ミゼットを乗せてみると…
こんなことになりました。脚が納まりきれません(汗)。
正直、実に予算を喰った実験をしたわけですが、「そこまでやるか?」とか「考えてもフツー実行するか?」とか言われるのを誉れに思う性質なので充分自己満足は得られました、いや、やせ我慢ではなくて。
もしももっと要領良く完成させたい方は腹部ではなく頭部にコックピットを設けると良いでしょう。こちらには余計なギミックも無くよりフィギュアを奥に収めることが出来るため脚も充分に収納できるはずです。
どうせロボットを作るなら格好良いデザインにしたいというのは決して間違いではありません、至極当然の、正論であると思います。
もしも余裕があるのであれば…のお話として、こうした「愛嬌のある」ロボットも一興ではないかと思います。まぁ、本当にご参考までに…。
このデザインで鬼のように強かったら…かなり笑えて面白いとは思うのですけどね…。
ざっと他のサイトを覘く限りでも既存の商品から武器や日常品、果ては乗り物や家具調度品の類まで、その流用例は枚挙に暇がありません。
フィギュア搭乗型のロボットもまた同様で、他のメディア作品中に登場するメカニックの玩具等を流用した記事をいくつも目にします。
初歩的なところではアイテムの構造に余剰スペースを見出し、そこにフィギュアを配置する(搭乗させる)ところから始まり、そこに独自性を盛り込むためにリペイントやジャンクパーツ等を用いたデコレーション、上級者になるとアウトフォルムからは一見して素材が判別できないほど加工したものや、もはや関節以外は残っていない作品まで…ここまで来るともはや「流用」ではなくなりますが…。
そうした周囲を取り込んで世界を広げることが出来るのは玩具サイズ=実寸大の世界観のなす業であると私は考えます。
前置きが長くなりましたが、私も以前既存の商品でミゼットが搭乗するロボットを作ってみたいと考えその素材を探しておりました。
とは言うものの、元来天邪鬼な気質なのかあまり誰も手を出さない素材を使ってみたいと考え、入手したのがメディコムトイから発売されている『ベアブリック400%』。以下は過去それを製作した際の記録です。
最初にお断りしておくと、この商品は比較的高額・入手難の部類に入ります。発売される先からプレミアがつく商品も少なくはなく、商品そのものも肩や股関節等が可動するものの、昨今のガンプラの可動範囲の高さに見慣れた目からすると決して満足できる素材ではありません。だからこそこれまで手をつける人が少ない、開拓の余地の残された素材であったわけです。ですので、「安価で」「格好良い」、「よく動く」素材をお求めの方にはあまりお勧めは出来ないことを明言しておきたいと思います。
ではなぜこの素材か?と問われると、その答えはこのアイテムの特徴であり魅力でもある大きな頭部とぽっこりしたお腹。フィギュアの格納を実験するのにこれほど魅力的な素材はありません。
素材は比較的無個性でシンプルなカラーを選ぶと良いでしょう。この商品、コラボ企画商品がしばしばあるため同じサイズの商品でも価格がピンキリです。無地の商品が安め(…と言っても3000~4000はします)です。
まずはフィギュアを搭乗するスペースを作るために(勿体無いけど)お腹をピンバイスで開口してゆきます。マスキングテープでガイドを作っておくと形が歪まないでしょう(…と、言いつつ歪んでしまいましたが・恥)。
作業を終えたものが上の画像。内部に可動のためのギミックが内蔵されていたので思ったほど余剰スペースは大きくありませんでした。このギミックに干渉しないようにプラ材で組んだシートを収めたのがこちら↓
この作品はフィギュア搭乗型ロボットの試行が目的であったため工作はここで終了です。ミゼットを乗せてみると…
こんなことになりました。脚が納まりきれません(汗)。
正直、実に予算を喰った実験をしたわけですが、「そこまでやるか?」とか「考えてもフツー実行するか?」とか言われるのを誉れに思う性質なので充分自己満足は得られました、いや、やせ我慢ではなくて。
もしももっと要領良く完成させたい方は腹部ではなく頭部にコックピットを設けると良いでしょう。こちらには余計なギミックも無くよりフィギュアを奥に収めることが出来るため脚も充分に収納できるはずです。
どうせロボットを作るなら格好良いデザインにしたいというのは決して間違いではありません、至極当然の、正論であると思います。
もしも余裕があるのであれば…のお話として、こうした「愛嬌のある」ロボットも一興ではないかと思います。まぁ、本当にご参考までに…。
このデザインで鬼のように強かったら…かなり笑えて面白いとは思うのですけどね…。