2019.07.22(月)鑑賞
ありがとう美術展ナビさぁん!
というわけで休館日の月曜、国立西洋美術館にて鑑賞させていただきました。
川崎造船所(神戸、現・川崎重工)の初代社長・松方幸次郎が欧州で蒐集した美術品コレクションの数々。
それらは浮世絵約8000点の以外に、西洋絵画・素描・版画・彫刻・装飾芸術品など3000点近くに及んだそうです。
第二次世界大戦の際に散逸・焼失等の憂き目にあった作品も多々あるそうですが、うち一部は後に日本へ返還。
その「松方コレクション」を展示・保管するための場所が「国立西洋美術館」なのだとか。
うーん、なんて言うんだろ。この感じ。
確かにすごいです。すごい。でも、なんて言うの? 無理矢理語彙から捻り出すならば、「散漫」?。
去年観た「フィリップス・コレクション展」のフィリップス氏を引き合いに出すと、彼の人は確固たる審美眼を持っていて、
その主軸は「自分のセンスに合うかどうか」なのだなと思ったのだけれども。
この松方氏は手当たり次第、と言ったら語弊があるかもとは思うけれども、いわゆる「本物」であるか否かを選択基準にしてる感じ。
画廊を空にしていく勢いという表現の、これがなんだかとっても腑に落ちた。
そのコレクションの中にはオルセー美術館の「アルルの寝室」(ゴッホ)も!
会場入り口手前のブースのみ撮影可(会場内は撮影禁止)となっていて、そこではデジタル推定復元図、モネの「睡蓮、柳の繁栄」が。
そして展示の最後にはその実物が観られます。是非。
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