北京ショーで展示されたVWのEV自転車です。見事に贅肉を削ぎ落としたデザインです。鮮やかですね。中央のループ形フレームの中に電池が入っているみたいです。そしてあざやかなのが折りたたみ方。車輪の大きさプラスα内に折り畳もうとしています。そんな所にR&Mの癖を感じるのですが、どうでしょう?
見事に洗練されたデザイン。R&Mを思わせる巧みなフォールディング
この洗練振りも見事なのですが、中国の電気自転車は、コンフィグレーションとしては、軽自動車に推移していくのではないかと思っています。そこら辺りについて過去の例を調べてみると
1950年代に、イソのスクーターに冷蔵庫(イソ製)の扉をかぶせてイセッタの完成(乱暴な云い方ですが)。更に発展してBMW600にまで到達。
中国のスクーターや電気自転車がイセッタの様に発展するかどうか。分かりませんが形としては出来ると思います。しかし、現代ではそれに安全性を盛り込まなければいけない。
T.25の概念モデルとタタナノとSmart
マーレイがどの様な形でT.25に安全性を盛り込んでいるでしょうか。
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日本での変化を見てみると(5/18追)
1972年 スズキ電気自転車(TMS出品)
3輪自転車が商品化
ダイハツ・ソレックス
更にフランスからモペットのソレックスを輸入
1976 ロードパルと 1977 パッソルと 1979 アルト
ワゴンRを経てチャイルドシート付きママチャリに戻る?
軽商業車規定の利用とヘルメット規制の強化による、需要の変化。同様な事が起きる可能性は充分。但し、中国の電気自転車の需要が膨らみ過ぎて、一度には潰せないかも。
1972年の鉛電池だけの時に、電気自動車はつらいので自転車を3輪にしてモーターを装着した。東京モーターショーではかなり好評だったみたいです。これでも商品化しづらく、モーターもはずして3輪車として商品化。意外に好評で一つのカテゴリーになった。これで主婦向けのモビリティーが独立した商品企画として成立することが立証されたみたいです。以後グレードアップしていったのにママチャリに戻ったのは皮肉(?)。男とは違って、女性の選択は、ドライだなと思います。
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