悟ったかなと思える最近のポルシェ919ですが・・。
(世良耕太さんのサイトを参照させて頂きました)
どんどん前よりになっていくボデーフォルム。後ろに裾を引く一方でノーズは切り立っていきます。涙滴形状にいつの間にか近づいていると言って良いのかしら。
そこで、何故か思い出したのが「流線型の時代」。第2次大戦前に作られたものです。
Ford TearDropper
1930年代に作られた流線型の試作車です。ヘッドランプまで何となく似てしまったのが笑える。
この時代に既にミッドエンジンです。操縦性を考えたのではなく、裾を引く流線型の後部が空いてしまったのでエンジンを押し込めたのでしょう。シボレーの直6に対抗して出てきたFORDのV8が丁度収まりが良かったのでしょう。
そこで思い出すのが、プリウス。現在のものが登場した時に、先代より少し前寄りに形状変更したと言っていたような・・・
比べてみるとイメージを崩さないことに留意しながらほんの少し前寄りにしているのが分かります。よくよく見るとセンターピラーの位置は変えずにルーフの頂点のみを前よりにずらしていることが分かる。これだけでも空力的には効果があったみたいです。80年も前の車の方が優れているとも言える。商品としてのクルマのデザインの難しさでしょうね。
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更に前よりの傾向を持つものを捜してみると・・・
Mitsubishi i_MiEV Sport Air Concept
もう5年前になるのかな。ルーフの頂点が前寄りになり、後ろに裾を引いている。個人的には、好ましく思うのですが。
今、色々問題になって今後どうなるか分からない三菱自動車ですが、ここまで先進的なアイデアを具現していたと言って良いのでは?
1955年のBMWレコードブレーカーのサイドカー
----------> ココ
建築と自動車は文化なので、理論だけでは済まず、一般の人の感覚がそれに馴染むこと必要なのでしょうが。i-MiEVはかなり良いところまで辿りついたと思うのですが・・・・
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