シリコンバレーで綴る弁理士日記

創英特許事務所の米国オフィスに駐在する弁理士が日常の出来事や発見を書き綴ります。

(11) ビジネスマンの親心

2005年11月09日 | 出会い&人
米国の某企業でIPライセンスを担当しているアメリカ人と夕食に行った。私の知人(関東在住S氏)からの紹介である。夕食はビジネスというよりむしろプライベート的なもので、日本食レストランで楽しいひと時を過ごした。話題は我々の共通項である知財ネタが中心となったが、彼は、米国特許弁護士である息子さんの話をするときが最も楽しそうだった。息子さんは私と同い年である。 彼は会話のなかで、「知財関係者と会うときは . . . 本文を読む

(10) ワラビー

2005年11月05日 | シリコンバレー
“ワラビー(Wallaby)”というニックネームの方がシリコンバレーでちょっとした注目を集めています。今朝は地元新聞の第一面に採り上げられていました。でも、このワラビー、ハイテク企業のCEOでも、ベンチャーキャピタリストでもありません。 実はこのワラビー、人間ではなくって、「アシカ」なんです。 大きなサメに脇腹を噛み裂かれてしまい、現在、海洋哺乳類センター(Marine Mammal Cent . . . 本文を読む

(9) ロサンゼルスの渋滞のなかで

2005年11月03日 | 知財&技術
ロス街中のメインストリートが一時閉鎖されるという事態に見舞われた。ある程度は覚悟していたが、予想を超えた渋滞となった。 そんな中、車内では同行のK氏と「一太郎事件」の間接侵害についての議論が始まった。知財高裁は、特許法101条4号の「その方法の使用に用いる物・・・であってその発明による課題の解決に不可欠なもの」には、「一太郎をインストールしたパソコン」は該当するが、「一太郎」そのものは該当しない . . . 本文を読む

(8) ロサンゼルスの夜

2005年11月01日 | 仕事
サンディエゴでの業務を終えた後、飛行機でロサンゼルスへと移動し、予約してあったレンタカーで空港からホテルへと向かった。サンディエゴでは、地元の特許弁護士が雲一つ無い青空を誇らしげに語っていたのが羨ましかった。そのサンディエゴを訪れた直後だと、空港からロスのダウンタウンへ向かう渋滞のハイウェイはとても窮屈に感じてしまう。 夜のロスを車で走るのは初めてであるうえに大渋滞に巻き込まれたため、街中のホテ . . . 本文を読む