諏訪山岳会公式ブログ

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東トキン 新ライン

2017年06月09日 | 八ヶ岳 マイナールート
ルート:東トキン 新ライン
日時:6月4日
メンバー:岩ひばり、K藤、U山
 
昨秋、ライン設定をしておいたオールドの延長ラインを
初トレースしてきました。

今回ようやく東トキンのほぼ全体を写真に収めました。(下の写真)
ただし、全体を一気に収めようとするとどうしても真ん中あたりに木が写り込んでしまうので、別の場所から撮った2枚を合わせています。
また、右端が1/4ほど写っていない可能性があります。
 
<東トキンの岩場  クリックで拡大>
 
で、これまでルートを作ってきたのは四角で囲んだ左端のエリアです。
 
そこを拡大したのが下の写真。


<開拓エリア クリックで拡大>


今回、新しくルートを延伸したのはグリーン線のオールドの2・3P目です。
ただし、2P目の半分ぐらいまでは、ピンク線のホクトとかぶっているので
実質1.5P分といったところでしょう。
 
 
1P目は、以前からショートルートとして登っている10bのラインですが、
今回はトップロープの支点からさらにカンテの左手を10m弱登ってホクト1P目終了点のテラスまで登りました。30~35mといったところでしょうか。


<オールド 1P目>


2P目はホールド豊富なハングを超えてスラブ~フェースを25mほど。
ホクトのラインと別れてから岩が少し汚くなりますが、まあ快適な楽しいピッチだと思います。グレードは5.9といったところ。

 


<2P目 リード&フォロー>

3P目は、テラスからホールド豊富な左のカンテを終了テラスまで15m 5.7。
既成ルートのピトン・ボルトが散見されますが、信頼できないのでハンガーボルトをきちんと打ってあります。
終了点付近は一部脆くて岩屑が多く、落とすと下のビレイ点を直撃するので注意が必要です。
 
終了テラスには2本ハンガータイプのボルトを打ってありますが、
現在、1本にハンガーがかかっていません。
なのでハンガーボルト1本と樹林帯から垂らしたロープの両方から支点をとって
懸垂で下降しました。(シングル2回+ダブル1回)


<懸垂で下る>

今回登ってみて改めて思ったのは、このエリアのルートは屈曲が多いのでダブルロープの方がいいということ。
また、東トキン初見参のK藤さんからは、フリーとアルパインの両方の要素があるルートだとの感想をもらいました。
 
これにて、東トキンの左端エリアの開拓整備も一段落。
近いうちに、次に遊べそうなエリアを探しに中央から右の様子を見に行きたいと思います。
 
P.S オールドの延伸にご協力いただいたO石さん、F見さん、岩ひばり嬢 ありがとうございました。
 
 
以上

 


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