諏訪山岳会公式ブログ

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9月例会山行 東トキン その3

2016年09月18日 | 八ヶ岳 マイナールート
9月例会山行 東トキンの岩場 その3
 
日時 :9月10・11日
メンバー: 両日参加 O石、U山
     10日参加 F倉、S原
     11日参加 Mar、岩ひばり嬢、I間
 
9月例会山行は東トキンの整備とクライミングを行い、
地元の静かな岩場を楽しみました。


<オールドジャック>


10日
 
宿泊組、日帰り組で車2台に分乗して大河原峠に向かう。次の日は自転車レースで峠の佐久側が通行止めになるので、宿泊組の車は峠に置き、日帰り組の車に乗って林道入り口まで移動する。
 
この日の行動は岩場の整備の続きで、内容は既成ショートルート(オールド)を2P延ばして上に抜けられるようにラインを設定しようというもの。これを上と下の2組に分かれて同時に進めるするつもりでいたが、作業をはじめてみたら落石の危険が高いことがわかって同時進行は中止。最終的には宿泊組だけで作業を進め、日帰り組は岩場の見学とキノコ採りをして帰ることになった。
 
宿泊組は、ホクト終了点から下降して2P目終了点を作成し、そこからさらに下降を続けて、目論見通りに既成ルートの1P目終了点に合流することができた。これにて、おおまかなライン設定はできたので基部に降りたところで本日の作業は終了とする。
 
コルまで歩いて登り返し、デポまで戻ったところ日帰り組の置き土産のキノコが残されていた。
ありがたく頂戴し、夕食のスープに入れて(おっかなびっくりだったが)名も知れぬキノコの味・香りを楽しませてもらった。


<置き土産>

今回は作業に対する見通しの甘さから、日帰り組のお二人には歩荷をやっただけの無駄骨を負わせるような結果となってしまい恐縮するばかり。これに懲りず、今後も整備への協力をお願いします。
 
この晩は、日付が変るまで飲み食いをしてシュラフに入ったが、我々の酔った声以外には何も聞こえない静かな惑星のコルだった。


<コルのテント>


11日
 
朝5時ぐらいに、男性の話し声と足音がテントのそばを通り過ぎていった。ここで自分たち以外の人に遭遇したのはこれが初めてだったが、以前から耳にしていたとおり、キノコ取りの初老の男性達だった。

7時過ぎに本日の日帰り組がやってきて、しばしの間、静かなコルに人声が行き交うようになった。

<日帰り組と合流>
 
本日は、3人組(Mar、岩ひばり、O石)と2人組(U山、I間)の2パーティーに分かれ、最初は全員でホクトを2P目まで登り、3人組はそこから下ってブラックジャックへ、2人組はそのままホクト3P目を登り、途中のリングボルトをハンガーボルトに打ち代える作業を行うことになった。

<ホクト 1P目 遠景>

 我々2人組のボルト打ちは順調に進み、作業を終えて樹林帯に集結。するとほどなくして、3人組のTOPのMarさんが、ブラックジャックの終了点にあらわれた。


<ブラックジャック終了点>










<ブラックジャック全景 ラインはほぼカンテ通し>

それを見て、自分はI間さんに確保してもらってロープにぶら下がり、フォローの二人のクライミングを写真におさめる。


<核心部 入口>


<核心部 中間>

<同上>

<終了点までもう一息>

二人とも、登りながら、ルート上の人の頭大の浮き石を1個ずつ壁の基部に向けて掃除してくれたので、少しはルートも安定したと思います。
 
クライミング終了後、我々はそのまま樹林帯を抜けて稜線経由でコルに戻り、3人組は懸垂で基部まで下降後、歩いてコルに登り返して全員集合。
コルから熊笹帯を登り返し、林道、車道を経て大河原峠まで戻って9月の例会山行は無事終了。
 参加者の皆さん、ありがとうございました。
 
 また来年も何かにかこつけて、今度は大勢で惑星のコルの夜を楽しみたいですね。春日渓谷も近いし、蓼科山は目の前。岩オンリーではない企画も考えられそうです。
 
 
以上




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