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小学6年生の文字と式は5月9日ブログ「文字と式②」でも紹介しましたが、2つの使い方があります。
Ⅰ 方程式としての文字式(xの式からxの値を求める) ☛ブログ「文字と式①」、「文字と式②」を参照
[方程式の解き方]
① わからないものをⅹと置く(求めたいものをxと置く)
② 問題文の通りに式を立てる
③「x= 」の式にするために、「両辺に〇〇する」を繰り返す。
Ⅱ 関数としての文字式(xとyを使った式)
2文字以上の文字と文字との関係をあらわす。
Ⅰは5月1日「文字と式①」、5月9日「文字と式②」で触れましたので、今日はⅡをやってみます。
Ⅱ 関数
1つの式の中に2文字以上あれば、その文字と文字の間には関係というものでてきます。
(う~、これって人間でも当てはまりますね、一つの社会に2人以上入れば何か関係ができますね。。。。)
例えば ーx+y=3という式において、xとyはお互いに関わっています。えっ?
これを式変形するとy=3+xですよね。 (ーx+y=3の両辺に+xしましたよ)
この式はyはxより3大きいと言ってますよね。ほら、yはxにかかわっていますよね。
そして、この式x=1のときy=4
x=2のときy=5
x=3のときy=6
・・・(つづく・・・)
「xの数字(値)が変わるとyはそれにあわせて+3変わってますよね。」…㋐
さらに言い方をかえると
「xの数字(値)が決まると、yの数字(値)が決まってますね」…㋑
このこと(㋑が言い切れるとき)を「yはxの関数という」☜これは数学で習う関数の定義です
また、㋐と㋑はただ言い換えただけですよ
っと、ちょと数学の内容まで触れましたが、今お子さんがやっている文字と式はもっと簡単ですので安心してください。
小学6年の文字と式では、
①わからないものを(求めたいものを)文字でおく
②問題文の通りに式を立てる
だけです。
では、問題をやってみましょう。
問題 次の数量の関係を式に表しましょう。
(1) 底辺が4cm、高さがxcmの三角形の面積やy㎠です。
ちょと難(2) テスト4回の平均点はa点で、5回目の点数がx点のとき、平均点は3点上がる。
解法 (1)(2)はすでに文字に置かれているので、②の問題文の通りに式を立てればいいですね。
(1)
(2) いきなり式を立ていようと思わなくてもいいです。
分かるところから作っていきます。まずこの問題には平均点という言葉が入っていますね。
このブログを長く読んでいただいている方は、少し記憶にあるかもしれません、この平均点(小5)については定義通りに進める・・・定義を先に書くと次への解き方が見えてきます。
平均点の定義とは
そして、この問題には1回から4回までの点が分かりません。分からないものは文字でおいてみましょう。
1回目 b点、 2回目 c点、 3回目 d点、 4回目 e点とする。
次に平均の定義に入れてみます。
でありこの平均点がaである。
では、解答をしていきましょう。
(解答)
各回のテストの得点を
1回目 b点、 2回目 c点、 3回目 d点、 4回目 e点とおく
(今回の問題では②の式が答えでもよい。)
または、
(今回の問題では②の式が答えでもよい)
(2)はちょと難しいかもしれませんが、この平均問題は出題しやすいものだと思いますので丁寧に理解させるといいと思います。
やはり6年生は小学生の最高学年ですね、結構骨のある問題も要求されますね、うかうかしてられません。まだこの学年が始まって1か月ちょっとです、どんどん難しい内容に入っていきます。お子さんも、お母さまも頑張ってください。