昨日、5日に「ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー」を観賞。これ、上映時間が早朝と夜2回のみという子供をターゲットにした映画とは思えない(それとも違うのかな)上映形態だったのでレイトショーで観た。
「ストリートファイター」といえば僕が中学の時に「ストリートファイターⅡ」が大ヒットして格闘ゲームブームには一応はまった。その当時僕はひねくれたガキだったのでリュウ、ケン系の正統派を使わずにダルシムやブランカとか異形のキャラばっかり使ってた。今だったら普通にリュウ、ケン系を使うんだけどね。
ゲーム自体は「ストⅡ」と「ストZERO」シリーズしかプレイしておらず、ストーリーの把握に関しては「ストⅡ」のみ。「X-MENvsストリートファイター」とかは外伝だろうしなあ。
今回の映画の主人公はチュンリー(春麗)。この前にも「ストⅡ」は映画化されていて、その時の主人公はジャン=クロード・ヴァン・ダム扮するガイル。一応シリーズを通しての主人公のはずのリュウは脇役に追いやられている。今回の映画でもリュウの出番は無し。まあ、親友や両親の復讐という動機を抱えるガイルやチュンリーに比べると「強いやつがいるから戦う」ではゲームならともかく2時間の映画の主人公には向いていませんな。シャドルー四天王で唯一サガットが登場しないのも同様の理由だろう。
ヴァン・ダム版はラウル・ジュリアの遺作になったことぐらいしか話題にならなかったがそこでチュンリーを演じてたのはミン・ナ、「ER」とかに出てた人だ。
今回チュンリーを演じてるのはクリスティン・クルック。「ヤング・スーパーマン」でラナ・ラングを演じてた人。この人もヴァネッサ・ハジェンス同様どんな人種にも見える人、ですね。
シャドルー四天王(前述の通りサガット除く)はヴァン・ダム版と違って日本版の名称が使われている。バイソン役にマイケル・クラーク・ダンカン。この人は「グリーンマイル」の印象が強いせいか「気は優しくて力持ち」的なイメージがあるが「デアデビル」のキングピンや「シンシティ」など「中身も見た目も凶悪」な役柄も多い。結構この手も映画にたくさん出演してるね。
バルログって変態美男子な設定だったと思うのだが、今回演じてたのはブラック・アイド・ピーズのタブー。いやブラック・アイド・ピーズはアルバム持ってる位好きだし、タブーは格好いいと思うがいわゆる耽美な美青年って感じじゃない。元役のロビン・ショウのほうがよっぽど向いてる気はする。
チュンリーとは別にシャドルーを追う捜査官ナッシュに「アメリカン・パイ」のクリス・クライン。ナッシュってことは最後死んじゃうのかなあ、などと思いながら観てました。まあ、結果は想像して下さい。
しかし、外気功的な描写(いわゆるカメハメ波や波動拳)は実際にはありえないが、アメリカとかでも一般的になってきてるんでしょうかね。
このところゲームの映画化も増えてきてるが、本作は凄いいい出来、というほどでもないが及第点といっていいと思う。
本編が終了した後、5分ぐらいの短編アニメーション(さくら主演)がある。映画とは切り離して観たほうがいいけど。
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