書店にて、いろいろと本を物色。町山智浩「アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない」、西森博之「お茶にごす。」6巻を購入。
町山さんはアメリカ在住の映画評論家・コラムニストで「映画秘宝」なんかを手がけた人。まずは、製作者がどのような意図を持って映画を製作したかを検証し、その意図を読み取る。その上で作者の意図しない影響なども論じる、という批評スタイルを持っている人で(どうもうまく言い表せなくてすみません)、僕も映画を見るうえでかなり影響を受けている。
柳下毅一郎氏とのコンビ「ファビュラス・バーカー・ボーイズ」も大好きだ。もうやらないんだろうか・・・
さて、今回の著書はアメリカ在住の著者が、ここ数年の(要はダブヤが大統領になってから)アメリカの社会情勢などを書いたもの。キリスト教原理主義、福音主義が政治にどんな影響を与えているか。イラク戦争がどれだけデタラメか。世界唯一の超大国で、民主主義の総本山アメリカの実情を伝えている。
しかし、あれだね。よく現実と空想の区別のつかない人、なんて言う批判があるが、こういうのを見ると人類のかなりの人が「聖書」みたいな物を本気で信じてる、「空想と現実の区別のつかない人」達であることが良く分かる。心のよりどころ、とかじゃなくて、一字一句現実に起こったこと、として信じてるんだよ?昔の日本で「古事記」を歴史として教えてたことを、21世紀に州や学校によっては行っているわけだ。
さて、この本の後半では主に大統領選についてページが割かれている。出版時期の都合上、民主党の予備選でオバマ氏が大統領候補に選ばれた時点で終っている。いろんな雑誌に連載されたものをまとめているので、各文の最後に執筆時期、あるいは掲載月なんかを載せておいて欲しかった。
しかし、アメリカのことを書いているはずなのに、妙に日本の現実と符合する気がするのは何故だろう。
アメリカは大統領選で若き黒人大統領を選び、とりあえず自己改革の道を選んだ。
省みて日本は相変わらず、世襲政治家が幅を利かせているし、やはり宗教団体が大きな影響力を持っている。
さて、来年はどうなるかな。
一応、町山さんのブログベイエリア在住町山智浩アメリカ日記をリンクしときます。