奈良の纒向で大きな建造物跡が見つかった。複数の建物が直線的に配置され、一番大きなもの(今回調査)は東西12.4m、南北19.2mの大きさであった。これらの建物は3世紀前半のもので、ちょうど卑弥呼の時代と一致しており、卑弥呼の館である可能性が論じられている。このように規則的に配置された建物群はそれ以前の弥生遺跡にはなく国家としての形態が整いつつあったことがうかがわれる。何度か邪馬台国の位置について述べてきたが、この発掘はそれをサポートするものである。
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