偽史倭人伝 ~ Carnea Historia

march madness の次が April Foolなんて小粋ぢゃないか。

亀田興毅、島田紳助、橋下徹…裁判員制度の近未来

2008年04月28日 22時21分29秒 | ◎ツッコミ思案neo
「行列のできる法律相談所」に亀田興毅が出ていた。何人がこようがゲストはいい人に仕上げるという“バラエティ番組の大原則”は覚悟していたけど、その“理屈”にはあきれた。  紳助は自分がかつてNHK上方漫才コンテストで優勝した大木こだまひびきに悪態をついたことを引き合いに出して、若造にはよくあることと片づけたばかりか、あの反則行為を「カッコ悪い自分自身への怒り」となんとも哲学的な理屈をもって毒抜きをした。  内藤大助も試合直後のコメントで言っていたように、失明の恐れのあるサミングはもちろん腰を故障した経験のあるものにとっては“投げ”も選手生命を奪いかねない重大な反則なのだ。  だから日本のスポーツ界をあげて再発防止すべきあの悪行をガキのはしかのようなもので片づけてどうするんだ…っていう。  その内藤大助が同番組に出演した際のビデオも巧みにインサートされていたけど、彼も一段落せざるを得なかったし、紳助の一方的な進行には大人としてはああ答えるしかなかっただけで、決して反則行為を肯定したわけではないのに。  今回は“善人”の製造工程だったけど、“悪人”もテレビの力によってこうして作られていく。むしろ“悪人”のほうがでっち上げるのは簡単なわけで今回は紳助の話術の功名さに感動すらおぼえた。  いままではマスコミの呼びかけで“仮想悪人”にむけて投げていた石はバーチャルだったけど、裁判員制度の実施される来年からは確実に生身の人間をヒットするのだ。

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