『教場2』～最大の謎

いまはなき２時間サスペンスは
主人公が一般人なのに
事件おこりすぎやろ…みたいなのよくあったけど
警察学校が舞台のドラマ『教場』は犯罪行為で退校するやつが多すぎる
所詮はドラマ、２時間サスペンスとおなじ軽さで見ればいいのかもしらんが
警察学校ってヤベーやつの比率が一般社会より多めなんじゃないか？
と思わせてしまうリアルな狂気が終始、画面の中に漂っている
そういえば地方出身の友人が
高校時代の同級生で警察官になったやつは皆ヤンキーで
彼らが卒業間際に
「おれだちは警官になるしかねぇがら」
と言ってた

と言っていたのを思い出した。

まあだがしかし、次々に「犯人」を特定する
風間教官のあの探偵ぶりも
よくよく考えてみるとご都合主義的なところがあるから
やっぱ作り物と割り切ってみるべきか

と思いつつも、見過ごせないのが
工藤息子演じる宮坂の殉職

警察学校時代の自分を見ているようだと
宮坂が気にかけていた漆原が
彼が交差点で交通整理にあたっているときに
「遅刻、遅刻するぅ」とばかりにかけこんでくる
それをやさしく通してあげる。
そのあとで車にはねられ殉職するんだが
彼を通してからはねられるまでは
だいぶ、タイムラグがある。

彼を通したことでライフゲージが大幅に減ってしまったのならまだしも
そんなわけない。
なのに漆原は土下座して謝るし
かけつけた同期（198期）たちは
「てめぇ宮坂がどんな思いで警察官になったのかわかるのかぁ」
みたいな勢いで、つめよるし。

これが今回の「教場2」の最大の謎。
意味がわからん。