最近、ニュース番組でも、自宅における介護の問題がよく報道されている。
http://sankei.jp.msn.com/life/welfare/090427/wlf0904270659000-n1.htm
この清水さんのことがきっかけのひとつであるとも言える。
勿論介護といいましても高齢者に限ったことじゃないですが・・・
デイサービス、ヘルパー、地域包括支援センター。自宅で暮らされる方を助けるサービスはあるものの、まだまだ十分じゃない。
時間だってかなり制限されますしね。
そして、あらゆる家族で協力できればまだいいのですが、一人に任せっきりになってしまうこともまた問題。
特に、精神疾患をもたれた方なんかの介護。
人によって見せる顔が違ってくるときがある。
普段見てない人から見たら見えてこないこと一杯あるんです。なのに出来てないだのなんだの決め付けられちゃう。そんな問題もあったりする。
じゃあ、入所しちゃえばいいんだ・・でもそんな問題でもない。
私は、グループホームに働いています。特別養護老人ホームなんかよりはずっと費用もかかります。
でも、入所できてる地点で多少裕福ではあるんです。
私の祖父母にしてもそう。幸い祖父の恩給とかもあり、なんとか有料老人ホームに入所できてます。
勿論お金だけが問題じゃないですけどね。
入所できたからそれでOKではないんです。
私のところでも、すごく家族さんによって差があります。
「お金払ってるんだから面倒みて当たり前」という家族さんもいます。少し電話で話を聞くくらいの協力を求めても、「迷惑だ」というクレームをおっしゃる方もおられます。
少しくらい一緒に散歩行ってあげれば落ち着くのに・・と思うのに・・5分ほど顔見て帰っちゃう家族さん。そう家も遠くないのに月1も来られない家族さんもおられます。
でも中には・・・
明らかにこちらに落ち度があっても、謝られる方・・
同じように・・本人さんから電話かけることがあっても・・
改めてかけて来られる方。遠方でも月に何度も来られる方・・
家族様に、見せられる顔とスタッフに見せられる顔も明らかに違うわけです。勿論私たちは、家族様からお金をもらって仕事をしているわけですが・・
やはり家族様にはかなわないのですよね。
関わりすぎてアップアップになってしまう家族さん。関わらないで、クレームを出される家族さん・・
この両極端・・・・
勿論制度がしっかりしていくのも大事ですけど・・・
一時の様子だけを見て、介護というものを見られては困る。それがいいときでも悪いときでも。
人間ですもん。心理的に波もあります。
介護疲れの改善・・結局は理解してくれる人がいるかいないか。またそれを何とか話せるか。そこにも関わってくる。一人で抱え込んでしまうこと・・それが何よりの問題なんですよね。
でも、ありがとうっていう言葉の重みを一番感じれることだって思うです。
それ故出来ることだって信じてます。
介護って本当に大切でむずかしいですいね。