水彩画~描いてみたら

中野チヨコ 
描いて 作って 楽し blg

黒鳥

2018年06月13日 | バレエ

白鳥のオデットと黒鳥のオディールが同じダンサーが演じるのは

クラシックバレエの常識中の常識だが、初めて知ったときは誰もが

「そーなんだ」と思ったに違いない。

メイクや衣装が違っていても、演劇なら声で判るだろうが

体形も同じだし、メイクも衣装も、振りも全く違うのに同じダンサーだ!とわかるのは

前列席のお客さんぐらいだろう。

もともと判っていてください、で観るものなのだ。

魔法で白鳥のされた(いきさつで泣き落とす?)白鳥と

妖艶キャラでスポーティな黒鳥を

ダンサーが演じ分けるところが見どころの一つになっている。

湖であった白鳥に永遠の愛を誓う、と約束した王子は

パーティーに来た黒鳥が白鳥と同じ顔で「昨日の私です」と言うものだから

うかうかと永遠の愛をみんなの前で誓ってしまう。

それがストーリーの主軸なのだが

そんなに違うのに顔が同じ、というだけで王子は間違えるのか?

自然な疑問である。

「眠り」や「くるみ」と違って、王子のパートが1幕でしっかりあるので、

王子のキャラクターが、伝わりやすい。

様々な解釈が楽しめるところも、「白鳥の湖」のおおきな魅力だ。

 

 


4羽の白鳥

2018年06月03日 | バレエ

4人が手をつないだまま踊る「4羽の白鳥」

足さばきをみせるアイリッシュダンスのようで楽しい。

100年ほど前に作られた振り付けは 今も変えられることなく踊られる、

その中身は基本の踊りの連続技、体力も必須。

早く、正確に、を要求され

顔も細かく動かすので、簡単にはそろわない。

仲良し4人組も、時にはケンカになったりと、完成した時の達成感は 半端ないようだ。


白鳥の湖で発表会

2018年06月03日 | バレエ

バレエ教室に通う子どもたちの憧れは、発表会の白鳥さん。

白鳥が出てくる第二幕は、発表会の定番中の定番。

片足をあげるアラベスクが、ゆっくりしたり、早くしたりと形を変えて

死ぬほど出てくるので、みんな上手くなる。

夜の場面なので照明だけでも雰囲気がでるし、椅子など大道具もいらない、

衣装は全員、白チュチュでOK,王冠はオデット姫のみ。

しかもコールドバレエはずーーと出ずっぱりなので、観る保護者も嬉しい。

さて、練習が始まると、オルゴールに使われる有名なフレーズには

白鳥の振りがない!と子どもたちはびっくりする。

そして、出ずっぱりということは、じっとしているということ、まわりとあわせること

我慢が必要だと、たくさんのことを学ぶのです。