七歳の少女が・・行李柳を生けました・・奈那 甫

　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ネットのお友達の皆様、ご心配下さり
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　心から感謝申し上げております。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　何とかいつものリズムに戻りました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　お優しいお言葉に、とても癒されました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　有り難うございました。。。
　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　今年初めて
　　　　　　　　　　　　　　　　カキ氷を戴きました
　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　秋の日の夕ぐれ
　　　　　　　　　　　　　　　　白い氷の上に
　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　赤い蜜がかかって
　　　　　　　　　　　　　　　　スプーンですくって

　　　　　　　　　　　　　　　　お口に入れましたら
　　　　　　　　　　　　　　　　懐かしいお味がしました

　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　妹がまだ幼い頃

　　　　　　　　　　　　　　　　母と三人で

　　　　　　　　　　　　　　　　知らない田舎町の暗いお店は

　　　　　　　　　　　　　　　　なまぬるい風の扇風機が

　　　　　　　　　　　　　　　　けだるく回っていました

　　　　　　　　　　　　　　　　真夏の太陽が

　　　　　　　　　　　　　　　　暑く不快でしたのに

　　　　　　　　　　　　　　　　冷たさが

　　　　　　　　　　　　　　　　お口の中いっぱいに

　　　　　　　　　　　　　　　　広がって

　　　　　　　　　　　　　　　　とても楽しい気分になりました

　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　ふと気がつきましたら
　　　　　　　　　　　　　　　　白いカキ氷は

　　　　　　　　　　　　　　　　すっかり赤いジュースに
　　　　　　　　　　　　　　　　なっておりました

　　　　　　　　　　　　　　　　あの頃も今も
　　　　　　　　　　　　　　　　時間は容赦のないスピードで

　　　　　　　　　　　　　　　　先へ先へと
　　　　　　　　　　　　　　　　進んでいるのですね

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 花材・・行李柳（木物）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ピンクッション（赤）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　スターチス（ピンク）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ソリダスター（緑・後ろ添え）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　レザーファン（緑・前の二枚の葉）


　　　　　　　　　　　　小さい秋みつけた
　　　　　　　　　　　　



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　　　　　　　　　　　　　　　　　　（この詩は作品者にはまったく関係なく美由紀甫の創作です）

秋の創作作品・・「幸せの入り口」・・一恵 甫

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
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　　　　　　　　　　　　　心身がなぜか疲れてしまって・・

　　　　　　　　　　　　　何も書けません。

　　　　　　　　　　　　　ごめんなさいませ。

　　　　　　　　　　　　　とりあえず

　　　　　　　　　　　　　お花のお写真

　　　　　　　　　　　　　でございます。

　　　　　　　　　　　　　どうぞ応援のポチ！を

　　　　　　　　　　　　　宜しくお願い申し上げます

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 花材・・サンデリアーナドラセナ（グリーン縞模様）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　リンドウ（薄紫）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　フーセンカズラ（緑）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　バラ（ピンク縁取り）


　　　　　　　　　　　　Doris Day-Perhaps, Perhaps, Perhaps
　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　

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和と洋の花材で洋間に・・秋を生ける・・幸代 甫

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
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　　　　　　　　　　　　　虫の音を聞きながら

　　　　　　　　　　　　　南の西に観るお月様

　　　　　　　　　　　　　左弦の月は

　　　　　　　　　　　　　どこか星のしずくにも似て

　　　　　　　　　　　　　エレガントさえ香る

　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　今宵は

　　　　　　　　　　　　　時季でもありませんのに

　　　　　　　　　　　　　お紅茶ダージリンの

　　　　　　　　　　　　　ファーストフラッシュでも

　　　　　　　　　　　　　ストレートティーで

　　　　　　　　　　　　　いただきましょう

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 花材・・ソケイ（緑・中心の細長い緑）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　アルストロメリア（レモン色）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　アンスリウム（花ピンク・葉はアップルグリーン）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ケイトウ（薄黄）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　レザーファン（緑・下の方の大きな葉）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　南国の実（緑）

　　　　　　　　　　　　Paul Anka - Tu Eres Mi Destino
　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　

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お上品奥様の・・豪華な秋の投げ入れ・・一恵 甫

　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　何かを書こうとしますと

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　想い出ばかりが

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　脳裏に浮かぶのでございます

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　未来を語リたくございますが

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　わたくしの夢も希望も

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あの日で止まってしまいました



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「ヤツが　しこたま

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　酒飲んで

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　車で跳ねやがったのさ」



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　わたくしの可愛い

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　吾子の命を一瞬にして

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　この世から消して

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　しまったのでございます


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「ヤツに言ってやったさ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　金は要らん

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　生涯懺悔に来い」とね


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　未来への扉は

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ピッタリと閉ざされて

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　一筋の光さえ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　射しはしないのでございます


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 花材・・クルクマソウ（白・ピンク）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　バラ（赤）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　カーネーション（赤・ピンク）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　コアラファン（緑・細かいブラシのような葉）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　リンドウ（白）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ケイトウ（薄ピンク）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ゴッドセフィアナ（斑入り緑）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　幅広い葉（ハワイ産・緑）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　キビ（薄緑・正面の一番背の高い花）

　　　　　　　　　　　（この詩は生け花の作者とはまったく関係なく美由紀甫の創作です）


　　　　　　　　　　　　ニール・リード NEIL REID／ ママに捧げる詩MOTHER OF MINE
　　　　　　　　　　　　




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秋色で・・季節の風情を生ける・・健児 甫

　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
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　　　　　　　　　　　　　あぁ　なんて爽やかな風

　　　　　　　　　　　　　秋が忘れず来て下さいました

　　　　　　　　　　　　　わたくしは　もう

　　　　　　　　　　　　　昨年の秋のことなぞ

　　　　　　　　　　　　　すっかり忘れてしまいました

　　　　　　　　　　　　　ひと夏中恋をして

　　　　　　　　　　　　　振り向いてもくれない

　　　　　　　　　　　　　あなたのことは

　　　　　　　　　　　　　今年の夏は

　　　　　　　　　　　　　思い出しもしませんでしたのに

　　　　　　　　　　　　　秋風は

　　　　　　　　　　　　　忘れずにやってきて

　　　　　　　　　　　　　記憶の霧に隠した

　　　　　　　　　　　　　あの人を

　　　　　　　　　　　　　また

　　　　　　　　　　　　　思い出させるのです

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　花材・・行李柳（木物）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ソケイ（緑・右端）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　コアラファン（緑）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ケイトウ（薄黄）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　アルストロメリア（レモン色）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　アンスリウム（グリーン・細長い花ピンク）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（この詩は作品者にはまったく関係なく美由紀甫の創作です）

　　　　　　　　　　　　舟木一夫 「あゝりんどうの花咲けど」　
　　　　　　　　　　　　

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三本のお花で格調高く・・秋を迎える・・佐和子 氏

　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
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　　　　　　　　　　　　　頭の中が

　　　　　　　　　　　　　暗い闇で覆われて

　　　　　　　　　　　　　何かを想い出そうにも

　　　　　　　　　　　　　何も出てこない

　　　　　　　　　　　　　きしむ引き出しから

　　　　　　　　　　　　　古いマッチを取り出して

　　　　　　　　　　　　　シュッと擦ってみる

　　　　　　　　　　　　　線香花火にも似た火が

　　　　　　　　　　　　　一瞬点り

　　　　　　　　　　　　　すぐに消える

　　　　　　　　　　　　　孤独だけが

　　　　　　　　　　　　　わたくしの背を押す

　　　　　　　　　　　　　この静けさの中で・・

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 花材・・リンドウ（薄紫）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　バラ（ピンク）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　レザーファン（緑）

　　　　　　　　　　　　R. Clayderman, Serenade - Schubert
　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　

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リンゴの形の花器に・・お花をぎっしり入れました・・奈那 甫 （７歳）

　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
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　　　　　　　　　　　　　　　　～　申し訳ありません

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　書き込み中でございます

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　お写真の応援を宜しくお願い申し上げます！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　とても楽しみにしております

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 花材・・フーセンカズラ（緑）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　リンドウ（薄紫）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　バラ（ピンク）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　小菊（薄ピンク）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　レザーファン（緑）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ドラセナ（縦縞・緑）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　蓋付き花器（アップルグリーン）

　　　　　　　　　　　　DALIDA, LE TEMPS DES FLEURS（花の時間）
　　　　　　　　　　　　


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薄紫の小菊を生ける・・バラより主役に・・一恵 甫

　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
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　　　　　　　　　　　　　久しぶりに

　　　　　　　　　　　　　いつもの野良猫が来た

　　　　　　　　　　　　　昨年はまだ

　　　　　　　　　　　　　かわいい姿の子猫が

　　　　　　　　　　　　　すっかり貫禄が付いて

　　　　　　　　　　　　　足を交互に出すにさえ

　　　　　　　　　　　　　その都度肩が盛り上がり

　　　　　　　　　　　　　ときにピューマさえ

　　　　　　　　　　　　　連想させる

　　　　　　　　　　　　　お皿にミルクを入れて出すと

　　　　　　　　　　　　　体を揺さぶりながら

　　　　　　　　　　　　　最後までぺろりと飲んだ

　　　　　　　　　　　　　舌で口の周りをくるりと舐めると

　　　　　　　　　　　　　今年は

　　　　　　　　　　　　　ミャ～とも鳴かず

　　　　　　　　　　　　　ゆったりときびすを返して

　　　　　　　　　　　　　今来た道へ帰っていった

　　　　　　　　　　　　　あぁ　あの子猫は

　　　　　　　　　　　　　もう立派な大人になったんだと

　　　　　　　　　　　　　思いましたら

　　　　　　　　　　　　　安心と同時に

　　　　　　　　　　　　　何かしら涙が出て

　　　　　　　　　　　　　止まりませんでした

　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 花材・・小菊（薄紫）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ハラン（グリーン）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　バラ（ピンク）

　　　　　　　　　　　　DALIDA, LE TEMPS DES FLEURS（花の時間）
　　　　　　　　　　　　


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大輪の向日葵に・・さよならを～♪

　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
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　　　　　　　　　　　　　彼の岸に渡りましたら

　　　　　　　　　　　　　二度とお会いすることは

　　　　　　　　　　　　　有り得ないと聴きましたのに

　　　　　　　　　　　　　ひょっとして

　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　締まりの悪い裏木戸から

　　　　　　　　　　　　　揺れるカーテンの隙間から

　　　　　　　　　　　　　眠れぬ夜

　　　　　　　　　　　　　読書から目を離した時

　　　　　　　　　　　　　映し出された真正面の鏡から

　　　　　　　　　　　　　あるいは

　　　　　　　　　　　　　わたくしの狂い始めた

　　　　　　　　　　　　　脳の錯覚から

　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　あなたの笑顔が

　　　　　　　　　　　　　見えるのじゃあないかしらと

　　　　　　　　　　　　　今日も鼓動が

　　　　　　　　　　　　　怒涛のように

　　　　　　　　　　　　　やるせなく波打つのです

　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 花材・・大輪ヒマワリ（黄）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　カーネーション（薄ピンク）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　オンシジューム（黄）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ミスカンサス（細い縞の葉）

　　　　　　　　　　　　舟木一夫　高原のお嬢さん〔STEREO〕カバー
　　　　　　　　　　　　


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夏のけだるさに・・気持ちを“凛”とさせる・・幸代 甫

　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
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　　　　　　　　　　　　　お部屋の空気さえ
　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　秋めいて

　　　　　　　　　　　　　庭の黄金ススキの葉が
　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　公園の噴水のように

　　　　　　　　　　　　　幾重にも盛り上がっている

　　　　　　　　　　　　　ひょっとして

　　　　　　　　　　　　　幼子が

　　　　　　　　　　　　　ここに隠れていたんだよ！

　　　　　　　　　　　　　なぞと

　　　　　　　　　　　　　かわいい笑顔で

　　　　　　　　　　　　　飛び出しくてくるのではないかしらん

　　　　　　　　　　　　　初秋の錯覚

　　　　　　　　　　　　　もうすぐ彼岸花も

　　　　　　　　　　　　　燃えるだろうに・・

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 花材・・パンパス（白）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　スナップ（金魚草・ピンク）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　蓮の蕾（赤茶）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　アンスリウム（ピンク）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　バラ（ピンク）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　レザーファン（緑）



　　　　　　　　　　　　Billy Vaughn - Pearly Shells
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　

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去り行く夏に・・初秋を生ける・・健児 甫

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
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　　　　　　　　　　　　　お庭にも出ず

　　　　　　　　　　　　　秋を感じて

　　　　　　　　　　　　　浴衣なぞたたむ夜

　　　　　　　　　　　　　月は闇に隠れて

　　　　　　　　　　　　　見えもせず

　　　　　　　　　　　　　雲の向こうで

　　　　　　　　　　　　　居待月（いまちづき）

　　　　　　　　　　　　　抹茶のお薄など点て

　　　　　　　　　　　　　虫の声に

　　　　　　　　　　　　　ひとりごちて・・

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 花材・・行李柳（木物）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　バラ（薄ピンク）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　アンスリウム（ピンク）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　キンギョソウ（ピンク）　

　　　　　　　　　　　　Paul Anka - Tu Eres Mi Destino
　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　

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残り花～♪ 薔薇一輪で心楽しく～♪

　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
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　　　　　　　　　　　　　　　　誰よりも　
　　　　　　　　　　　　　　　　本当は貴方が大好き

　　　　　　　　　　　　　　　　それなのに
　　　　　　　　　　　　　　　　貴方はいつも知らんぷり

　　　　　　　　　　　　　　　　だから
　　　　　　　　　　　　　　　　青春時代の

　　　　　　　　　　　　　　　　幻想の中で燃えた
　　　　　　　　　　　　　　　　あの人に

　　　　　　　　　　　　　　　　思いを馳せる
　　　　　　　　　　　　　　　　二人とも若かった

　　　　　　　　　　　　　　　　未来が
　　　　　　　　　　　　　　　　まるで万華鏡のように

　　　　　　　　　　　　　　　　妖しく入り組んで
　　　　　　　　　　　　　　　　もう二度と

　　　　　　　　　　　　　　　　元に戻らないなんて
　　　　　　　　　　　　　　　　思いもよらなかった

　　　　　　　　　　　　　　　　時間は確実に通り過ぎた
　　　　　　　　　　　　　　　　今の瞬間も

　　　　　　　　　　　　　　　　もう返ることはないのに
　　　　　　　　　　　　　　　　貴方も時間も知らんぷり


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 花材・・バラ（薄ピンク）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　レザーファン（緑）

　　　　　　　　　　　（この詩は生け花の作者とはまったく関係なく美由紀甫の創作です）

　　　　　　　　　　　　 Fausto Papetti -- La Playa (夜霧の偲びあい）
　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　

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ドライフラワーと造花で・・ちょっぴりお遊びも・・千晴 甫

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　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　終戦記念日も過ぎ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　お盆も過ぎた

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　夏の酷暑も

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　去りつつあり

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　森羅万象

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あらゆるものは

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　時間が通り過ぎれば

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　過去になり

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　跡形もなくなる

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　しかし

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　想い出だけは

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　時が過ぎるほどに

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　鮮明に焼きついて

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　むしろ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　脳の中で

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　醗酵しづづけるのだ


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ドライ花材・・藤つる（金色・染）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヒマワリ（赤染）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 花麦（薄紫・染）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ひょうたん（薄ピンク・染）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ユーカリ・葡萄・パール（造花）


　　　　　　　　　　　　Paul Mauriat - Penelope　「涙のトッカータ」
　　　　　　　　　　　　　

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蓮の蕾をお盆に生ける・・誰かの姿に似て・・健児 甫

　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
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　　　　　　　　　　　　　今年もお盆が来た

　　　　　　　　　　　　　お仏壇とは別に　

　　　　　　　　　　　　　お世話になった人の

　　　　　　　　　　　　　お写真を額に入れ

　　　　　　　　　　　　　白いテーブルの上に並べる

　　　　　　　　　　　　　皆が笑顔で

　　　　　　　　　　　　　わたくしを見つめる

　　　　　　　　　　　　　赤いホウズキを花瓶に挿し

　　　　　　　　　　　　　供物を置く

　　　　　　　　　　　　　提灯の姿の蝋燭を灯すと

　　　　　　　　　　　　　菊のお花が影絵となって

　　　　　　　　　　　　　浮き上がる

　　　　　　　　　　　　　嗚呼　なんて美しい

　　　　　　　　　　　　　なのに

　　　　　　　　　　　　　毎年増えるこの哀しさは

　　　　　　　　　　　　　たとえようがない

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　花材・・パンパス（白）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　蓮の花（蕾・濃赤）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　キンギョソウ（ピンク）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（この詩は作品者にはまったく関係なく美由紀甫の創作です）


　　　　　　　　　　　　old black joe（オールドブラックジョー）
　　　　　　　　　　　　

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心安らぐいけばな・・お盆に生けたい・・紀代 氏

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　クリック押してくれましたら嬉しいのですが

　　　　　　　　　　　　　　黒豚マン様お誕生日おめでとうございます　
　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　
　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　


　　　　　　　　　　　　　テレビでは連日

　　　　　　　　　　　　　水の事故のニュースである

　　　　　　　　　　　　　今　生きている人が

　　　　　　　　　　　　　夕方にはすでに冷たくなり

　　　　　　　　　　　　　物言わぬ姿になっている

　　　　　　　　　　　　　命とは不思議なものである

　　　　　　　　　　　　　後　数日もしたら
　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　まだまだ、死者の数字は増えるだろう

　　　　　　　　　　　　　統計のグラフが

　　　　　　　　　　　　　どれほど曲線を描いたとて

　　　　　　　　　　　　　命は
　
　　　　　　　　　　　　　誰もがひとつしかないのだ


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　花材・・クルクマソウ（白）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ワックスフラワー（薄ピンク・小花）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 モカラ（赤紫）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ドラセナ（濃赤茶）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（この詩は作品者にはまったく関係なく美由紀甫の創作です）


　　　　　　　　　　　　舟木一夫 「惜別の歌」
　　　　　　　　　　　　



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