
今日は、連休最終日。なにもしないと、明日からの仕事がつらくなるので、フラッとお出かけ。
最近、東京で猛威を振るっている?
キマダラカメムシの幼虫。
といっても、この子たち、数が多くて、その気になれば3桁の個体数がすぐに確認できるほど増えているのだが、いつも、木の幹などで下向きに止まっているだけで、何かを食べているところなどを見たことがない。本気で、時間を使って、じっくり観察しないと、なにをしているのやらわからない。

こちらが、その成虫。
もともと南方系の昆虫で、東京に分布を拡大した理由はよく解らない。
おそらく、植栽と一緒に持ち込まれたものと思われるが、情報が乏しく、よくわからない。
こういった、南方系の昆虫類が分布を広げると、すぐに「地球温暖化」と結びつけるが、それは早計である。
分布拡大している昆虫類、一種ごとに、分布拡大の背景が違うからだ。

普段は幹で見ることが多いキマダラカメムシであるが、今日は、一か所だけ、サクラの葉に集結しているところがあった。しかし、ここでも、しばしこのまま。
さて、この子たちは何を食べているのやら。
最後はちょっとアブノーマルな記録。

カナブンに包接しているシロテンハナムグリ。
最初、交尾するか?と思い、よくよく観察してみたら、カナブンのほうもオスでした。
しかし、こんなシーンを見ると、これがもし、カナブンがメスで、交尾に至ったとしたら、どうなるのだろうと思った。
さすがに、この組み合わせだと、子孫ができるとは思えないけれど。これから、興味深い事例の一つだ。