相方と一緒に過ごしていると、
時間を忘れてしまう。
そうして、やるべきことが出来なくなる。
一緒にいるのが心地良すぎて、
動けなくなる。
何故なんだろう、と、ずっと考えていた。
それは、
きっと、
相方からの愛で満たされて満足し、自分自身を愛する事を忘れてしまうから。
自分自身を愛することを忘れると、自己推進力が失われてしまう。
その場から、動けなくなる。
自分らしさも、失われていく。
相手に依存していく。
そうなると、相手をコントロールしようとする。
自分が動かなくなるという事は、こんなに恐ろしい。
溺愛されても、
自分自身を愛する事を忘れたらいけないよ。
それに、
自分に都合の良いようにコントロールすると、
その人の魅力を壊すことになるかもしれない。
コントロールされても、良い人だと思われて嬉しがる人もいる。
けど、
誰かに良い人に見られようと自分自身を犠牲にする献身は、
不安の裏返しだから。
《不安のまま、付き合うの？》
《それって、しあわせ？》
人から、愛を与えてもらおうなんて考えちゃだめだ。あてにしたら駄目。
愛は、与えてから返ってくるものなんだ。
そして、与えられたら、感謝して、愛をくれた人に愛を贈る。
これがだいじ。
もし、
これまでに、愛を与えてくれた人がいて、まだ愛をお返しできていないなら、今からでも愛を贈りましょう。
少しずつでも、うまく出来ているかわからなくても大丈夫。
毎日。
朝に夕に。
そうすると、
あるとき愛が返ってくる。
そうなれば、あなたもわたしも、愛を贈る事ができる人になった証拠だよ。大丈夫。きっとできる。
そうして、愛する人をみつけたら、今度はちゃんと自分を愛することも忘れない事。
自分を愛する事ができて、そこではじめて誰もが、自分の大事な人を愛する事ができるんだから。
