月影堂 書棚

ここに記す事は全て私の身に起きた事実であり、私は、私が感じた全てを言葉に換言し、記録しております。

ほわほわ

2020-12-26 22:45:00 | 日記・雑多なこと
とある日常の一場面。


「暖かい飲み物、如何ですか?」
私としては、顔に似合わない、精一杯の愛想を駆使してお伺いした。

これに対して、
「持参している物があるんで」

しばらく間を置いて
「ありがとう」

こう言われた。

やり取りだけ改めて見ると…

私の、押し付けがましい世話焼き(お節介)が、見事に斥けられ、却下されフラれた訳なんだけど…。

その時の、声と優しい目をした微笑みが、言葉の素っ気なさに反して、とても暖かく心地よくて…

普通の返事とは違う…

言葉自体が、まあるくやさしい、ふわふわした球状のものに包まれて、それが、ゆっくり私の心に届けられる…

そんな幸せな時間が流れた。

気持ちを受け止めてくれた上に、
あたたかな心の温もりが返ってきた。
後から後からじわじわくるかんじ。

心がかようって
こんな感じなのかな。

ほわほわ