YosukeMiyake's "Strange,Beautiful&Loud"

Rock Guitarist 三宅庸介の Blog

激しくも耽美

2009-11-21 23:40:59 | Guitar
Marshall Amplifier について



その存在を知ったのはいつでしょう?

初めて買って来た Music Life には1980年の "There and Back Tour" での
Jeff Beck の勇姿があって、その背後には Marshall があった。
Ritchie Blackmore や Michael Schenker、Edward Van Halen 等、
やっぱり Marshall の前で弾いていた。

その頃、Ulrich Roth を誌面で観る機会は少なかったけど、
数少ない写真でもやっぱり後ろには Marshall だった。

その後もずっと Marshall を鳴らしている guitarist を当たり前のように聴いてきた

当時は今のように正確な情報も少なかったので、 " Old Marshall " " 現行 JCM800 "
" 100w " " 50w " と大雑把な分類だったけどね...

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19の6月のある日、『よし、Marshallを買おう!』と思った。そして、心斎橋の Guitar shop へ...
『お店の Old Marshall 全部試していいですか?』と。。
3台程試奏して、運命の鐘が鳴った

'73 100w Super Lead

Marshall を持つことで、一人前になる為の切符を手に入れたような気分でしたっ
『これをコントロールできたら、あの魔法のような音がする』と。。。

そうそう、この時の店員が Blue Stone Company の住友くんでした

『車で取りに来るので、しばらく置いておいて下さい』とお店を出て
『とは言ったもののどうしょうかな...?』と考えながらウチに戻りました


その夜、電話が鳴りました
『岡垣と申します。三宅庸介さんですか?』『... はい、そうですが。。』
『◯◯さんから聞いたんですが、今度 Guitarist のオーディションするので来てもらえないですか?』
『じゃあ曲を覚えておきます.... 』

こうやって Marshall と共に自分の音楽史も始まった

嘘みたいでしょ? ホントの話です


結局、オーディションの日に Guitar shopで待ち合わせた岡垣くんにその Marshall を運んでもらって
Terra Rosa の人達と初めて音を出したその日からこの Marshall でした


とにかく素晴らしい Sound だったんですよ、これが

リハーサルでも必ず鳴らしていたので、いつもこの音を聴いてました
Link jump して両 Vol 共にフルアップ。これで最高のクランチサウンドでした。。
Tube Screamer で Boost 。これで Marshall を Push すると恐いものなしだったな...

あとは弾き方だけ。。。
今も変わらない、Marshall の鳴らし方を覚えていったのです。。


その後、Old HIWATT や Old Carvin も手に入れて、果てはラックシステムまで組んだりしたけど
この Marshall はずっと併用してました。92年、25で手放すまでは....

翌年、70年代中期の JMP 100w Soldano Mod を手に入れました。。
Loop 回路を取り付けた時に、Loop Buffer でSound が変化するのを防ぐために何度も何度も
抵抗を入れ換えて、遜色のない音まで持って行くのに凄く時間を掛けたのを覚えてます。

これもやはり Pedal との関係は同じ


これを売却し 30th Anniversary 6100 と共に上京
これも簡単でした。沢山 Channel はあるけど、Crunch にして " あの Marshall ” の音を探すだけ。



10年前、99年秋に今の JCM 2000 DSL も手に入れた
Tube Screamer TS10 と共に sobbat DB-1 や Germanium Fuzz FB-1R ,
そしてなくてはならない Glow-Vibe も使うようになっていたけど、Perfect でしたっ

Clean ch も LEAD ch も使わない
使うのは Crunch のみ...
そう、ずっと変わらない訳です
自分にとっての Amp Sound というのはコレ

手元を下げれば Clean に、Pedal でキックすれば Drive
こうやって両端に振れるように中央には大きな美しい音が必要

だから Marshall


和音を弾いた時の積み重なる層の美しさ
アタック直後のスーッと連れてかれそうになる倍音の美しさ


まあ、要は美しい Sound だな、と
Beautiful and Loud なんです、これも




9月9日、Grapefruit Moon での Set

勿論自分で Mic の位置を決めます



" Stratify / Strange,Beautiful and Loud "


Marshall 愛を語る、、でした


Yosuke