ストレンジな日常

仙台市宮城野区のオフロードバイクショップ「ストレンジモーターサイクル」のブログです

今週末の営業予定

2024-06-20 21:38:37 | 業務連絡

いつも当店をご利用頂き、誠にありがとうございます

今週末の営業予定です

21日(金) 17時閉店
22日(土)~24日(月) 全日本ハードエンデューロ 日高ロックス参戦の為臨時休業
25日(火)~通常営業

毎度ご迷惑をお掛けして申し訳ございませんが、ご理解の程宜しくお願い致します

 


今週末の営業予定

2024-03-08 21:08:42 | 業務連絡

いつも当店をご利用頂き誠にありがとうございます

今週末の予定です

9日(土) 横浜で引き取り業務の為臨時休業
10日(日) 厚木で全日本ハードエンデューロ選手権第2戦参戦

11日(月)群馬で納車業務の為臨時休業

毎度ご不便をお掛けして申し訳ございませんが、何卒ご理解の程宜しくお願い致します


BETA RRシリーズ ローダウンオプション設定とローダウンのメリットとデメリット

2024-01-19 16:35:48 | BETA

いつも当店をご利用頂き誠にありがとうございます

 

BETA RRシリーズは2020モデルでフルモデルチェンジをして、若干シート高が上がってしまい、2019年以前のモデル比較でオフロードで求められる足着き性が悪化してしまいました。
私自身は身長186㎝ありますので足付き性能に困っては居ないのですが、お客様からお問い合わせ頂く事が多かった為、ローダウンをオプション設定すべく昨年11月終わり位から自分のBETA RRで幾度かの仕様変更をテストして来ました。

結果、オプションとして自信を持ってお勧め出来る状態になりましたのでこちらでご紹介致します。

お陰様で試乗会等でご好評を頂いております。

BETA RR125~RR480新車購入時のオプション

前後ローダウン     36300円
前後ローダウン&リバルビング 77000円

サスペンションの脱着と分解費用は全て含みます。
同時にバネレート変更も工賃無料で施工します。
ライダーの身長、体重、使用用途によって内容はご相談させて頂きます

持ち込みや中古車ベースですとシール交換や洗浄等のOH費用が追加されますので、別途お見積りをさせて頂きます。


私自身は足付き性能向上の為のローダウンをした事が無いので、今回何種類かのローダウンとリバルビングをテストした事でかなり勉強になる事が有りました。
数年前にクロトレベースでミニホイールバージョンを製作した際に感じた、重心位置の変化によるグリップやトラクションの変化を、タイヤ(グリップ)を固定する事によって切り分けて考えられる様になったのも大きいと思います。

折角なので自分の考えをまとめる為と、2024年1月時点での自分の感覚の備忘録として下記を書いてみました


まず前提として、私自身はサスペンションチューニングや車体設計のプロでは無いですし、テスト自体も体感評価がメインでタイム計測やストロークセンサー等で定量的に計測したわけではありません。
ここでご紹介する内容はあくまでも今までの経験と、今回のテストの体感評価から推察した結果になります事をご承知下さい。
ここで言うローダウンは、サスペンションを分解してロッド部分にカラーを挿入して伸び切りを規制する方法であり、ローダウンリンクへの交換やシートのあんこ抜きでのポジション変更ではございません。

また、ローダウンは改造であって、良くも悪くもベース車両の性能から悪化する部分もあります。安易に車体のディメンションを変更すると操縦安定性が変化し、重大な事故に繋がる場合もあります。公道走行、コース走行を問わずセッティング変更後はすぐに全開走行せずに慣らし運転で車両、自身の感覚を徐々に慣らして行って下さい。
サスペンションOH作業は元より、取り付けや突き出し変更、リアのイニシャル変更等の工具を使う作業も、自信の無い方はショップにお任せ下さい。当店もサスペンション内部の加工は信頼の於けるサスペンションショップに委託しております。

以上を踏まえて
(私の感じる)ローダウンのメリットです。
オフロード、特にハイスピードグラベルとハードエンデューロ用途メインでテストしましたが、オンロードでもある程度体感出来る部分は有るかと思います。

以下は私が体感した感覚が大きい順に並べています


1.低重心化でピッチング方向の姿勢変化が抑制される事によるフロントタイヤやリアタイヤの浮き難さ
 特に登りの再発進でのフロントでの浮き難さと、激下りでのリアタイヤの浮き難さはハードエンデューロではかなり武器になるレベルで変わります。どちらも「正しいフォーム」ではないベタ座りでも効果があるので、特に初中級者には恩恵が大きいと思います。ヒルクライム後半のフロントが浮いてくる部分などでもかなりコントロールしやすいです。
また、フラットなコースのコーナーでもサスペンションが無駄にストロークしないので、スロットルオン/オフ/パーシャル/ブレーキングに関わらずリアタイヤの接地感が掴みやすかった様に感じます。フルブレーキでもリアが浮いて来そうな気配が少ないので、フロントを強めに掛けられます。

2.スイングアーム垂れ角低減でアンチスクワット効果の減少によるスロットルオン/オフでのリア周りの動きの抑制
 こちらも滑りやすいフラットコーナーや逆キャンバーでスロットルオフからじわじわ開ける様な際に、スロットルオンでリアが伸びようとする動きが少ないので、結果開けやすくなる様に感じました。ハードエンデューロのシーンだと、滑りやすいキャンバーでクラッチを繋いだりスロットルを微開した場合に、リアが滑落しにくく感じます。

3.サスペンションの反力が高まる部分が体感しやすい
 メリット1後半とも重複しますが、意識してストロークを使い切らずとも比較的簡単にストローク後半のいわゆる”固い”、”踏ん張る”と感じる部分に到達するので、タイヤを潰す感覚を得やすい様に感じます。

4.足着き性の向上
 基本はこれがメインで施行される方が多いと思います。私自身は今までローダウンを必要とした事が無いので20~30mmシート高が下がってもそこまで大きく変わったとは感じていません。

5.低重心化によるロール方向の動きの軽さ
 左右のステップ荷重やニーグリップでの入力に対して比較的軽く感じ、適当に振り回せる様に感じます。また、倒れそうな時に支える場合や、転倒時にバイクを起こす際に体感重量が若干軽く感じます。

メリットをまとめると「前後方向の無駄な動きが少なく、コンパクトに感じる」というイメージでした。


次に(私の感じる)ローダウンのデメリットです。
メリットとほぼ対になっています。
こちらも私が体感しやすい順に並べております。

1.低重心化でピッチング方向の姿勢変化が抑制される事によるフロントタイヤやリアタイヤの浮き難さ、荷重の掛け難さ
 明確にフロントアップやジャックナイフがし難くなります。また、ピッチングでの荷重移動が起き難いので、加速もフロントブレーキを使った減速もグリップの悪化を感じます。沢など、スタンディングで積極的にピッチングを使って前後タイヤのコントロールをする場所は厳しくなります。
また、何故かウィリー中もバイクが重く感じ、減速角付近でもコントロールが難しくなりました。

2.スイングアーム垂れ角低減でアンチスクワット効果の減少によるスロットルオン/オフでのリア周りの動きの抑制
 スロットルオンでスイングアームが伸びてリアタイヤを地面に押し付けようとする力が減るので、岩盤やサンド、マディなどグリップの悪い路面ほどトラクションの悪化を感じます。また、コーナーでは立ち上がりでスロットルを開けてるのにリアが沈んだままなので、アンダー傾向になります。ただし、リアのスライドはコントローラブルなので、リアを滑らせられる場所であればある程度アンダーは打ち消せます。

3.サスペンションの反力が高まる部分にすぐに到達する
 特に、ジャンプ着地や大き目のギャップに突っ込んだ時など、サスのストロークスピードが速い状態で固さと言うか反発を大きく感じます。奥まで入らないセッティングにすると初期に固さを感じますし、初期を良く動くようにセッティングすると奥まで入りやすいです。何度もリバルビングしてかなり入念にセッティングすればマシになる可能性はありますが、基本的にはSTDのストロークと同じ衝撃吸収性は保てないと思います。
また、特にリアは伸び切りでリンク比が一番緩やかな部分が使えなくなるため、伸び切り付近で障害物に当たった際の柔らかさがかなり損なわれます。斜め丸太等でリアを抜重しても超えても、タイヤが当たった瞬間にサスが入りにくいので滑りやすくなるイメージです。

4.スキッドプレート、ステップが地面や轍に当たって引っ掛かりやすい

5.轍等で出した足が邪魔になる事がある
 これに関してはハイシートを入れる事である程度解決しました。

6.低重心化によるロール方向のシャープさ
 重心高いオフロード車の良い意味でのダルさが薄くなり、外乱に対して反応がシビアに感じる事がありました。



デメリットをまとめると「前後タイヤの荷重を積極的にコントロールするのが難しく、特にリア加速方向のトラクションが悪化する」と言うイメージです。


どちらが良いのかと言われると、かなり悩みます

シート高が下がって確かにコンパクトにはなるのですが、振り回せるという感じは薄くなり、逆に安定し過ぎて重く感じる様になりました。
沢は登りも下りもフロント荷重を抜くのが難しく、楽しさが半減しました。また、サスの衝撃吸収性も落ちてるので、動くガレも弾かれやすいです。09ゲコタやJX8など吸収性が高いタイヤと相性が良いと思います。

反面、グリップの良く斜度がキツイヒルクライムではかなり有利に働きますし、イゴは本当に別次元で登ります。フロントが浮きにくいので特にM5Bなんかの土で強烈にグリップするタイヤと滅法相性が良いです。とにかくイゴとヒルクライムが楽しいですね。トラクションの悪さはある程度は乗り方でカバー出来ますし。

フラット林道やロードは「荒れて無ければ」開けやすく、疲れ辛く、乗りやすいと思います。逆に大きなギャップに速い速度で突っ込む場合や浮きガレが出てくる林道は乗りにくく、緊張して疲れます。

自分が乗ってハードエンデューロレースに出た場合、成績的には現状ローダウン量の方が良さそうですが、自分は沢が好きなので沢が楽しく感じないマシンは致命的に思えてしまいますので、更に色々試行錯誤を重ねているところです

初心者でローダウンしてる車両でフロントアップが出来ずに悩んでる方は、一度ノーマルに戻してみるのも面白いかと思います。
また、社外や他車種流用の足回りを入れて車高アップされてる方で「ヒルクライムでフロント浮きすぎて困る」という方は、イニシャルや突き出しなどで適正に近い位置に調整するとマシになるかとは思います(別の問題が出そうですが)

番外編でリアのローダウンリンクも試してみましたが、リンク比が大きく変わって奥まで入り過ぎる様になるので、少なくともエンデューロには合いませんでした。初期からふわふわと動く様になるので、フロントと合わせてセッティングを煮詰めれば、フラット林道~ロード部分は有る程度楽しく走れるようにはなりそうです。



もちろん「そんな事は全く気にしないからとにかく足着きが良くなれば良い」と言う方も否定しませんし、それも重要なのは理解しております。
また「俺のバイクはローダウンしているが上記のデメリットは感じない」と言う方もいらっしゃるでしょう。今回の記事は最初に書いた通りあくまでも私の体感評価ですので、最終的にはご自分に合ったセッティングを煮詰めて頂ければと思います。

車体設計のプロからしたら当たり前の事や、「それは違うんでは?」と思われる事もあると思いますが、皆さんがこれを読んで色々試して見て、理解が進めば乗りやすい方向にセッティング出来るのでは?と思い書き記してみました。
突っ込みは随時お待ちしておりますし、今後セッティングが進むと加筆修正が確実に増えると思います。

あくまで2024年1月3日時点での私の評価という事になりますので、ご了承頂ければと思います。


今週末の営業予定

2023-10-25 21:23:06 | 業務連絡

いつも当店ごご利用頂き誠にありがとうございます

今週末は下記の通りの予定となります

27日(金) 埼玉で車両引き取りの為臨時休業
28日(土) 茨城県オフロードパーク白井にてレース参戦の為臨時休業
29日(日) 定休日(SUGOにてYSP横浜南走行会アテンド)

毎度ご不便をお掛けして申し訳ございませんが、ご理解の程宜しくお願い致します


9月の営業予定

2023-09-04 20:17:36 | 業務連絡

いつも当店をご利用頂き誠にありがとうございます

9月の当店の営業予定となります

6日(水) お客様サポートでSUGO学園参加、及び引き取りの為臨時休業

7日~8日 通常営業

9日(土) 18時閉店

10日(日) 定休日

11日~13日 通常営業

14日(木)17時閉店

15日(金)~18日(月) 日高2DAYSエンデューロ参戦の為臨時休業

19日~29日 通常営業

30日(土) 18時閉店

以上、ご迷惑をお掛けして申し訳ございませんが、何卒ご了承頂きます様お願い致します