日月 *HIZUKI* 日記

 天然石、手作りアクセサリーのご紹介と店主の日記

本日記

2006-12-04 | 本日記
キッチン

新潮社

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私の初めて出会った精神世界の本は、この小説かもしれません。
もう18年も前になりますが、この本を読んだ時の感動を覚えています。
主人公のみかげにとってのキッチンは、私の心の中にある場所のような気がしました。
何故、この感覚がわかるのだろうと思っていたのですが、今では世界中で翻訳されているので、人種を超えて理解できる感覚なのだと思います。
自分の中にある大人になりきれない子供の部分なのですが、今も全然変わっていません。
何度、読み返してもそうだよなぁと確認してしまいます。
寂しさをしっかりと自分で受け止めている「みかげと彼と彼の母?」の純粋な強さが好きです。
著者のよしもとばななさんは、同い年ということもあって親近感があり、ホームページの日記を読んでいます。http://www.yoshimotobanana.com/index.html
自己嫌悪に陥った時には、一般的な常識に囚われない考え方に勇気付けられたりします。
初版のカバーが素敵だったのですが、もう文庫本しかないのかな?

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