休日日記
2017-01-27 | 日記
NHKBSプレミアムの「関口知宏のヨーロッパ鉄道の旅」クロアチア編の最終回を観ました。
いつもは、穏やかな鉄道の旅なのですが、今回は、紛争で命を奪われた12歳の少年の家族を訪ねる旅でした。
紛争の記憶が薄れないようにと、悲しい記憶と今の思いを語る父と兄。
クロアチアの旅の最後だから、余計に込み上げるものがありました。
そういう事実のあったことを知ることしか出来ないのですが、知ることが出来てよかったと思います。
番組のホームページには、関口知宏さんのクロアチア編に寄せた文章があって、
クロアチアの人の気質がよく伝わります。
当店のお客様にも通じるところがあって、いろいろな思いを抱えながら、普通の日々を生きていくことに、何か見出して頂けたらと思いました。
クロアチア編に寄せて
旅人 関口知宏
クロアチア紛争の傷あとが今なお、いたるところに残っているのにもかかわらず、クロアチアの人々は一見、つらい事実を忘れたかのように見えます。それは、傷を傷のまま受け止め、飲みこむタイプだから。恨んでやり返すでも、以前より一層仲良くするでもない。
僕の経験では、他者や他国に対して「する」の国と「なる」の国があって、前者は良くいけば「やっといてよかった」、悪く出れば「余計なことをしちゃった」になり、後者は良くいけば「やらなくてよかった」、悪く出れば「結局こうなっちゃった」になるのですが、クロアチアの人々は後者の気質。そこは、イタリアやチェコ、日本にも似ていると思いました。どの国もそのつもりはないでしょうけど。汗
クロアチアで俳句やナイーブアートを楽しむ人に出会ったのですが、紛争の経験も、直接的な行動や表現にしない。自分の感情や意見を、ストレートに行動に「する」のではなく、間接的に句やアートに「なる」方向へいく。そこが私たち日本人と似ているからこそ、日本の俳句に共感したのかもしれません。
いつもは、穏やかな鉄道の旅なのですが、今回は、紛争で命を奪われた12歳の少年の家族を訪ねる旅でした。
紛争の記憶が薄れないようにと、悲しい記憶と今の思いを語る父と兄。
クロアチアの旅の最後だから、余計に込み上げるものがありました。
そういう事実のあったことを知ることしか出来ないのですが、知ることが出来てよかったと思います。
番組のホームページには、関口知宏さんのクロアチア編に寄せた文章があって、
クロアチアの人の気質がよく伝わります。
当店のお客様にも通じるところがあって、いろいろな思いを抱えながら、普通の日々を生きていくことに、何か見出して頂けたらと思いました。
クロアチア編に寄せて
旅人 関口知宏
クロアチア紛争の傷あとが今なお、いたるところに残っているのにもかかわらず、クロアチアの人々は一見、つらい事実を忘れたかのように見えます。それは、傷を傷のまま受け止め、飲みこむタイプだから。恨んでやり返すでも、以前より一層仲良くするでもない。
僕の経験では、他者や他国に対して「する」の国と「なる」の国があって、前者は良くいけば「やっといてよかった」、悪く出れば「余計なことをしちゃった」になり、後者は良くいけば「やらなくてよかった」、悪く出れば「結局こうなっちゃった」になるのですが、クロアチアの人々は後者の気質。そこは、イタリアやチェコ、日本にも似ていると思いました。どの国もそのつもりはないでしょうけど。汗
クロアチアで俳句やナイーブアートを楽しむ人に出会ったのですが、紛争の経験も、直接的な行動や表現にしない。自分の感情や意見を、ストレートに行動に「する」のではなく、間接的に句やアートに「なる」方向へいく。そこが私たち日本人と似ているからこそ、日本の俳句に共感したのかもしれません。