
なんだか、また踊らされていたというか
騙されていたというかw。
マイナスイオンやゲルマニウムが健康にいい。
テレビゲームで「ゲーム脳」になる。
水に「ありがとう」と言えば綺麗な結晶(氷)ができる。
マイナスイオンについては、以前から各大手電機
メーカーまでもが、こぞって空気清浄機やらエアコン、
ドライヤー、扇風機、冷蔵庫などの様々な家電製品に
付加しているし、今では肌着などの衣料品に至るまで、
いろいろな商品がマイナスイオンを謳っていたりする。
これだけたくさんのマイナスイオン商品が堂々と
売られているわけだし、特にマイナスイオンに害
があるとも聞いたことがないから当然、マイナスイオン
には良い効果があるものだと思いこんでいた。
大多数の人達がそうではないだろうか。
が、ここへ来てその科学的根拠はほとんど無いと・・・・。
今までマイナスイオンには疲労回復、集中力が上がる、
快適性が向上する、抑鬱、リラックスできる、などと
いった効果があるとされていた。
そう言えば確かに、人に及ぼす影響を科学的に
証明した資料など見たことはない。
大体が、製品のキャッチフレーズや、「・・・・・の効果が
あると言われています。」なんて曖昧な表現。
マイナスイオンという言葉には、いろんな意味で
魔力があるんだろうね。
なんだか、科学的理論的なイメージがあるし、
プラスイオンは悪くてマイナスイオンは善みたいな
印象も与える。
それにしてもマイナスイオンを発生する空気清浄機
を買って、「なんだか、家にいても今までより、
疲れが取れてリラックスできるな~」と言ったり、
川へ釣りに行って、「イヤー、マイナスイオンに
包まれて、最高だわ~」なんて喜んでいたのは
一体なんだったんだろうw。
なんだか、ちょっと恥ずかしくなってきたw。
厳密に言えば、発生するにはするんですよね。<量を厭わなければ
普通にシャワーを浴びたりする時だって、発生しますもんね、水滴から。
マイナスイオンが良い効果を生む!とは多くの商品でうたい文句になってるけど、
その商品自体を使うことによって良い効果が生まれるとはあまり書いてないところがミソ(笑
でも、れっきとした検証に基づいて表記とかしなくてもOKなのがビックリですよね。
本当に健康とか目指すんだったら、生活環境そのものを
変える必要があると思うんだけど、現代人は無理だと思うし(^-^;)。
酒やタバコは止めないけど、健康には肖りたい、みたいな・・・
なんかワガママですよね、人間って(汗
マイナスイオン自体は存在し、発生する原理や状況も
わかっていますが、人に及ぼす影響はなんら具体的に
立証されてないと。
マイナスイオンの流行のトリガーとなったのは、あの
「あるある大事典」だったらしいですね。
それでブームになって、メーカーがあれこれ開発、
効果の曖昧なものを、それらしく宣伝して売りつける。
これもある意味、風評被害のような・・・w。
角度によっちゃどんな食べ物だろうと何だろうと、
良い影響と悪い影響なんか必ず孕んでると思いますしね。
そもそも薬が良い例じゃないですか(^-^;)。
毒を持って制す、じゃないけど・・・食べ物にしたってそうだし。
コレステロールだって、全くゼロでは不健康そのものですしね(笑
昨今、ネット社会でテレビ離れが進んで影響力低下だとか言われていても、
やっぱりまだまだテレビの影響力は絶大なんだな、ってことが
こういう事例でもハッキリしましたよね。
あるある大事典は、どうもお騒がわせ番組になってきたような。
ま、健康ブームにうまく乗っかって高視聴率のようですが。
今はまったく見てないのでわからんですが、番組の次の日は
取り上げたものが飛ぶように売れるみたいですしw。
ほんとテレビばなれって気はしないですよ。