電気ブラン

2006-10-06 | 
店頭の大きなPOPに目を奪われ、リカーショップで

また衝動買いw。


「電気ブラン」というなんとも、面白いネーミング

のカクテル。

しかもレトロなパッケージに入っていて、妙に好奇心が

刺激される。




「電気ブラン」は、大正時代の実業家で、フランス

から日本にワインの製造技術を初めて導入した

とされる、大正のワイン王「神谷殿兵衛」氏

(1856-1922)が明治15年に作ったカクテル。

だから、かれこれ120年の歴史がある。


当時、神谷殿兵衛氏が創業した浅草にある老舗の

「神谷バー」で出され、創業当時は「電気ブランデー」

と呼ばれていた。

1杯十銭で度数45度。


それにしても大袈裟に「電気」とつくから、何か電気

を使った特殊な製造方法なのかと思ったら、当時は

珍しくてハイカラな物(新しい物)に「電気~」と

ネーミングするのが流行だったらしいw。



もちろん現在も浅草で営業中の神谷バー店内で

飲むことが出来る。



中身はブランデー、ジン、ドライベルモット、キュラソー、

ワイン等で製法は秘密なのだとか。


見た目は琥珀色で、ブランデーやウイスキーのよう。

ブランデーのような味だが、カクテルだけあって結構

甘味がある。


それにアルコールが40度もあって、パッケージを読む

とロックで飲んで下さい、と書いてある。


素直にその通り飲んでみたら、久々にキツイ

お酒だったw。


360mlで600円前後。



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