天国で君に逢えたら

2005-03-04 | コラム
飯島夏樹氏(いいじま・なつき=ボードセーリングの元プロ選手)
3月1日(日本時間)、移住先の米ハワイ州で死去。38歳。

1988年から8年連続でボードセーリングのワールドカップに出場。
2002年、肝臓がんとの闘病生活に。
その体験をもとに昨年夏、初の小説「天国で君に逢えたら」を刊行。
自身のドキュメンタリー番組も話題を呼び、13万部のベストセラー
になっていた。

先日、そのドキュメンタリー番組をたまたま偶然見て、
改めて生と死をいろいろと考えさせられた。
たいていの人は死はまだまだ遠い先のことだと思っていて
あまり実感はしてないと思う。

だが、中には若くして余命数ヶ月と宣告される人もいるのだ。
人は生まれてくれば必ず最後は死ぬ。が、これが志半ばだと
やはりとても無念だろう。
残された数ヶ月をどう生きるだろうか。
又、どう生きるべきだろうか。

若い頃はボードセーリングのプロ選手として名を馳せ、その後グアム
に移り住みビジネスで成功、すばらしい家族にも恵まれ幸せに暮らして
いたがある日突然、病魔に取りつかれ人生が一変する。

過酷な肝臓がんとの闘病生活によってボードセーリング世界戦に
エントリーできるくらいの強靭な肉体と体力は次第に見る影も
なくなり衰弱していく。たくさんの手術の痕も痛々しかった。

本人はとても楽天的な人で、常に明るく振る舞おうと努力している
姿が時には痛々しくもあった。
最後に家族との思い出作りの為、御前崎への旅行で昔の仲間と
波乗りしたりと苦しいながらも充実した日々を送ったようだ。

番組の中ではまだ亡くなっていなかったので奇跡を信じたが
残念ながら3月1日に死去。
死をもってたくさんの人々にいろいろなことを感じさせ、
考えさせてくれた。

自分自身これから先何が起こるかはわからないが、たとえ
長生きしたとして一体何を残せるだろうか。

ただ、やはり健康で毎日仕事が出来るという幸せには感謝。
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