はた万次郎

2005-10-28 | 

昨日の出張中、昼食を道北の下川町でとった。
 

なぜ下川町かというと、ただ単に昼頃、この町を
 
走っていたからにすぎないw。
 

出張でもなければ、まず来ることのない町。
 

 
あまり注目した事は無いがミニ「万里の長城」なんてのが
 
あって以外とガンバッテいるらしい。
 

で、せっかくだからチョット変わった所に挑戦してみよう
 
ということになり、手作りの看板に誘われて農家の
 
廃屋を改造したような自称レストランに入ったのだった。
 

国道から200mほど脇の砂利道を走ると、畑と野原に
 
囲まれた中にぽつんとログハウス風のその建物があって、
 
とてものどかな雰囲気。
 

ただ、中も外もお世辞にも綺麗とは言えない。
 

店内には多分、近所の常連のような客が数人いた。
 

しかも、猫を飼っていて店内を自由に歩きまわっている。
 
食物屋に動物、この辺はいかにも田舎のレストランって
 
感じだ。
 

猫は好きなので、あまり気にはならなかったが普通なら
 
御法度だろう。
 

この猫が後で問題を起こすのだが・・・・。
 

メニューはカレーのみ、いろいろ本格的な名前のカレー
 
ばかり書かれていて想像できないものもある。
 

チャパティーやナンもある。
 
まあ、無難なところでチキンカレーとライスを注文し、
 
しばらく待つことに。
 

ここのマスターは若い頃、世界中を放ろうしていた
 
らしく店内の壁には、各国でのその時の思い出の
 
写真がたくさん貼られている。
 

そして本棚には地球の歩き方という本がたくさん。
 
その中に混じって「はた万次郎」という漫画家の
 
マンガ本やエッセイがズラリと並んでいる。
 

「はた万次郎」って聞いたことがあるような、ないような。
 
マンガはほとんど見ないのでわからない。
 

でもなぜ、この人の本だけが?
 

プロフィールを見るとなるほど、
 
1962年北海道釧路市生まれ。
 
18歳で上京。電電公社に勤めながら、プロの漫画家をめざす。
 
23歳の時、プロの漫画家としてデビュー。
 
30歳の時、東京を離れ1992年、30歳になってこの下川町に
 
移住してきたのだ。
 
その理由もおもしろい。
 

犬を放し飼いで飼える場所を求め、しかも今後伸びて
 
いきそうもない町を選んだという。
 
スローライフの極みである。
 

手にとって読んでみると、決して俗にいう上手い絵
 
ではない。
 
でも、とっても味があって温もりを感じる絵。
 

ボロボロで崩壊寸前の家で、牛のような模様の犬「ウッシー」

と自由気ままに暮らす日常の出来事を日記風漫画やエッセイで

ほのぼのと描いている。
 

主な著書は「ウッシーとの日々」「北海道青空日記」
 
「北海道田舎移住日記」など。
 

生活感が滲み出ていて、しかもユーモア一杯、とても
 
おもしろい。
 

こんなところで、思わぬ道内出身のおもしろい漫画家を

知ったのだった。
 
 
 
 
 
で、このマンガ本に夢中になっていると、ようやく
 
頼んでいたチキンカレーが運ばれてきた。
 

見た目は結構煮込んでいる感じ。
 
ルーはトロミが全く無く、スープカレーのよう。
 
味はまあまあ、ハズレじゃなくてホッとした。
 

と思ったのも束の間、ここでさっきの猫が登場である。
 
外から帰って来たのだ。
 

?何か口にくわえている。
 
小鳥をハンティングしてきたのだ!
 
小鳥は既に息を引き取っているらしい。
 

羽毛を散らかして悠々と歩いてくる。
 
いやいや食事中にこれはないだろう(泣)。
 

マスターがどう出るか見ていたら、
 
「外で食べなさい!」
 
といって外に連れ出したのだった。
 

・・・・・田舎を十分に満喫。
 

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ジョン万次郎 (にこちゃん)
2005-11-09 03:57:37
お久しぶりです。 まんじろう? 泥酔脳では あの偉人のマンガ? なんて勘違い・・・寝ます Z Z Z Z
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ご無沙汰でした (shibatex)
2005-11-09 21:00:48
ニコさん こんばんは。



いい夢、見れましたか。



ジョン万次郎、やっぱりそうきましたねw・・。



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