リバース・カレンダー・スプレッドは、同権利行使価格のオプションで期近限月のオプションを買い、期先限月のオプションを売るポジションです。コールを買うならばコールを売り、プットを買うならばプットを売ります。要するに、カレンダー・スプレッドの逆です。
コールとプットのどちらも分析するのは手間なので、コールの場合のギリシャ文字を分析します。コールの場合、ギリシャ文字はそれぞれ、
デルタ…-
ガンマ…状況により異なる
ベガ…-
セータ…-
となります。デルタは期先の方が期近よりも大きい傾向があるので、デルタショートのポジションになります。原資産価格が上昇すれば損失が発生し、下落すれば利益が発生します。ベガは期先の方が期近よりも大きい傾向があるので、IVが上昇すれば損失が発生し、下落すれば利益が発生します。セータは期先より期近の方が大きいので、時間が経過すればするほど損失が発生します。これもカレンダー・スプレッドの逆です。
さらに分析します。セータは常に敵なので、デルタとベガがポイントです。原資産が下落かつ、IVが下落することが理想ですが、IVの減少の方が重要です。また、IVが高水準の時に仕掛けることも大切です。それでは仕掛け時を考えて見ましょう。
リバース・カレンダー・スプレッドの仕掛け時
このポジションはIVが下落することを予想して仕掛けます。原資産価格の動向で利益を得ることを目的に仕掛けるなら、他の合成ポジションを仕掛ける方がいいでしょう。
ちなみに、プットの場合はデルタが逆になるだけで他は全て同じなので省略します。
コールとプットのどちらも分析するのは手間なので、コールの場合のギリシャ文字を分析します。コールの場合、ギリシャ文字はそれぞれ、
デルタ…-
ガンマ…状況により異なる
ベガ…-
セータ…-
となります。デルタは期先の方が期近よりも大きい傾向があるので、デルタショートのポジションになります。原資産価格が上昇すれば損失が発生し、下落すれば利益が発生します。ベガは期先の方が期近よりも大きい傾向があるので、IVが上昇すれば損失が発生し、下落すれば利益が発生します。セータは期先より期近の方が大きいので、時間が経過すればするほど損失が発生します。これもカレンダー・スプレッドの逆です。
さらに分析します。セータは常に敵なので、デルタとベガがポイントです。原資産が下落かつ、IVが下落することが理想ですが、IVの減少の方が重要です。また、IVが高水準の時に仕掛けることも大切です。それでは仕掛け時を考えて見ましょう。
リバース・カレンダー・スプレッドの仕掛け時
- IVが高水準で、下落すると予想
- 原資産が下落すると予想
このポジションはIVが下落することを予想して仕掛けます。原資産価格の動向で利益を得ることを目的に仕掛けるなら、他の合成ポジションを仕掛ける方がいいでしょう。
ちなみに、プットの場合はデルタが逆になるだけで他は全て同じなので省略します。