新星空の友

火星の模様移動を載せました

 火星の大シルチスとアリンの爪の模様移動を載せました。
 9月16日曇り時々晴れ。秋空に切り替わって晴れが長続きしませんので、先日(9/13)20cmドブソニアン望遠鏡とASI290MC動画カメラで撮影した火星の写真を再度ソフト現像処理し直し、未処理の写真を処理しました。

 インターネット投稿写真で他の人の火星の写真を見ますと、模様がハッキリし過ぎるほどの写真があります。私の撮影した火星の写真でも同じようにできないかソフト現像処理をやり直してみました。

 模様をハッキリ出すには画像をシャープにすればよいことは判ります。極端にシャープにしますと、画像が荒れてギザギザになります。
 ステライメージ8ソフトで「フィルタ」の中の「スマートマルチバンド・シャープ」で強さレベルを今までの20レベル程度から40近い強いレベルに変更してみました。
 その結果、火星の模様が今までよりもハッキリしました。同じ写真でもソフト現像処理の仕方で写真が大きく変化しました。本当に何が火星の真の姿か判らなくなります。
 写真に「オートストレッチ」を加えますと、火星のオレンジ色が青白い色に変化してしまいますので、最近はオートストレッチしていません。
 火星の写真は52分後にも撮影していますので、大シルチスとアリンの爪の位置の移動が判ります。

 撮影した写真(パソコンモニター上の写真含む)3コマを添付します。
 
 火星の模様は写真右から左(東から西)へ移動しています。

 火星の模様の鮮明度(ハッキリの程度)の違いは、9/14に載せた同じ写真と見比べますと、違いがよく判ります。(9/14のブログ参照)

 パソコンモニターでも大シルチスとアリンの爪がまあまあハッキリと判ります。火星のオレンジ色も判ります。火星を電子観望していることになります。

①火星(大シルチスとアリンの爪)
2020年9月13日23時36分~44分
露出2.5ms×300/1000フレーム×10コマ
20cmドブソニアン望遠鏡 f1200㎜ ×2倍バローレンズ
ASI290MC IR/UVカットフィルター GAIN250 動画撮影 
RegiStax6+ステライメージ8(画像復元無)+フォトショップ処理
トリミング自宅 気温23℃ ※キャプチャエリア480×274、下が北

②52分後の火星
2020年9月13日24時28分~30分
露出2.5ms×300/1000フレーム×5コマ
他データは①と同じ ※キャプチャエリア544×548

③パソコンモニターに映った火星の像
2020年9月13日撮影




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