過去5年間(2019~2023年)に撮影した土星の環の変化を載せました。
7月1日、梅雨空の雨。梅雨明けして8月になりますと、土星の観察・撮影シーズンに入ります。
来年(2025年)3月には土星の環が消失して観察・撮影できなくなります。
土星の公転周期(29.5年)と地球との位置関係から約15年に一度起きる現象だそうです。
地球から見て、土星の環を真横から見る状態になります。
今年はまだ消失前の環が観察・撮影できますので、消失前に土星を観察・撮影しておきたいものです。
望遠鏡は20cmドブソニアン望遠鏡(GOTO8)です。
私は一眼デジカメ撮影からCMOS動画カメラに切り替えて土星を5年間撮影してきました。
最初はNEXIMAGE5動画カメラで撮影していましたが、2年目からASI290MC動画カメラへ機種変更しました。
実際に撮影してみますと、ASI290MC動画カメラは惑星撮影に向いています。
今年も8月以降のシーイング良好の時、ASI290MC動画カメラで撮影する予定です。(シーイング良好でない時は撮影しない方が無難です)
過去5年間の土星の写真5コマを添付します。
環の変化をどうぞご覧下さい。
①2019年の土星(2019.09.02)
NEXIMAGE5動画カメラ使用
②2020年の土星(2020.09.28)
ASI290MC動画カメラ使用
③2021年の土星(2021.09.09)
この年C環がよく写りました。
④2022年の土星(2022.10.28)
⑤2023年の土星(2023.10.25)