今夏も２０ｃｍドブソニアン望遠鏡でさそり座ν（ニュー）重星（ダブルダブルスター）を観察・撮影しました。
8月4日晴れ。さそり座ν重星を前日に続き観察・撮影しました。
8/3にも観察・撮影しましたが、四つに分離した写真がうまく撮影できませんでした。
もう一度、撮影に挑戦することにしました。昨年は特に気にすることなく撮影できましたので、シーイングの違いなのでしょうか。
昼間に望遠鏡の光軸チェックしてずれていましたので、光軸調整しました。
夜になって暗くなるのを待って、２０時頃から観察・撮影しました。
観察では×１２０倍で四つの星が分離できました。×４８倍では二つの星しか分離して観えませんでした。
倍率を×４８倍、×１２０倍、×２００倍の３種類で露出も変更して連写撮影しました。
ソフト現像処理しますと、×４８倍の写真が何とか四つの星に写りました。高倍率の写真はうまく写りませんでした。昨年も同様でした。
さそり座ν重星のデータを次に示します。
ν1－ν2 光度６．３－４．０等、角距離４１．１秒
ν1 〃 ６．８－７．８等、 〃 ２．１秒
ν2 〃 ４．４－６．４等、 〃 １．０秒
撮影した写真２コマ（比較用に昨年撮影の写真含む）を添付します。
ν2星は４．４－６．４等がくっついたように写りました。昨年は容易に写りました。撮影が難しい重星かもしれません。
尚、望遠鏡の光軸を今朝再チェックしました。前日の調整前よりもずれていました。
日中の一番暑い時間帯に調整しましたので、熱変形でずれてしまったようです。今朝、まだ涼しい時間帯に再度光軸調整しました。もう一度、光軸チェックするつもりです。
－－－追加－－－
8/6の朝、光軸チェックしました。今度はずれていません。熱変形に気を付けることを知りました。（8/6追記）
①さそり座ν重星（ダブルダブルスター）
2021年8月4日20時10分02秒 露出1/6秒×2ｺﾏ 20㎝ﾄﾞﾌﾞｿﾆｱﾝ望遠鏡 F6
ｱｲﾋﾟｰｽSP25㎜ 35㎜ F4.5 ｺﾘﾒｰﾄ撮影 ﾄﾘﾐﾝｸﾞISO1600 自宅 気温28℃
②昨年撮影のさそり座ν重星（比較用）
2020年8月20日20時09分40秒 露出1/8秒×6ｺﾏ 20㎝ﾄﾞﾌﾞｿﾆｱﾝ望遠鏡 F6
ｱｲﾋﾟｰｽSP25㎜ 35㎜ F4.5 ｺﾘﾒｰﾄ撮影 ﾄﾘﾐﾝｸﾞISO1600 自宅 気温29℃
