新星空の友

火星の大シルチスとアリンの爪を撮影しました

 待望の火星の大シルチスとアリンの爪を撮影しました。
 9月13日雨のち曇り、夜中は晴れ。天気予報で23時頃から晴れそうでしたので、晴れてくるのを待ちました。
 当日は大シルチスとアリンの爪を同時に撮影する絶好のチャンスでした。
 準大接近前に何とか大シルチスとアリンの爪を同時に撮影できないか、撮影できる日を待っていました。天気不良であきらめかけていましたが、ワンチャンスがやってきました。
 夜、庭へ出て空を何回もチェックしました。23時過ぎからやっと雲が移動して晴れ間が出てきました。
 これはチャンスと思い、20cmドブソニアン望遠鏡とASI290MC動画カメラを準備しました。
 準備完了後、望遠鏡を覗きますと、予定通り大シルチスとアリンの爪が観えていました。
 早速、撮影開始しました。事前に予定したキャプチャエリア480×274で1000フレーム×10回動画撮影です。露出時間が短いこともあり、火星像がパソコン画面からはみ出さず余裕で1000フレーム撮影できました。
 最も拡大率の大きくデータ量の少ないキャプチャエリア320×240にも撮影を挑戦し、うまく撮影できました。

 翌日(9/14)、畑仕事が終わって夕食後からソフト現像処理しました。

 撮影した写真3コマ(撮影風景写真含む)を添付します。

 コンポジット(複数枚合成)コマ数が多いので、今までより火星の模様が滑らかでハッキリしました。火星像を赤みが残るようオートストレッチしていません。
 大シルチスの上にヘラス平原(盆地)も写っています。

①火星の大シルチスとアリンの爪(その1)
2020年9月13日23時36分~44分
露出2.5ms×300/1000フレーム×10コマ
20cmドブソニアン望遠鏡 f1200㎜ ×2倍バローレンズ
ASI290MC IR/UVカットフィルター GAIN250 動画撮影 
RegiStax6+ステライメージ8(画像復元無)+フォトショップ処理
トリミング自宅 気温23℃ ※キャプチャエリア480×274、下が北

②火星の大シルチスとアリンの爪(その2)
2020年9月13日23時53分~57分
露出2.5ms×300/1000フレーム×6コマ
他データは①と同じ ※キャプチャエリア320×240

③火星撮影風景  2020年9月13日撮影



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