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愛と哀しみの旅路

2006-12-12 23:28:28 | 映画評
愛と哀しみの旅路

1990年、アラン・パーカー監督、脚本で
日系人の強制収容所を舞台にした「愛と哀しみの旅路」
が製作される。

1930年代アメリカ、
日本人向け映画館を営む日系一世、
ヒロシ・カワムラの娘リリー(タムリン・トミタ)は、
映画館で働くジャック・マクガーン(デニス・クエイド)
と恋に落ち、父のヒロシの反対にもかかわらず、
“ 移民と米国市民の結婚を禁じていた ”
1930年当時のカリフォルニア州の法律を避け、
シアトルにまで駆け落ちし、結婚します。

娘、ミニも生まれ幸福な生活を過ごす2人でしたが、
第二次世界大戦が開戦します。

戦争は激しくなり、ジャックは軍隊に徴兵され、
日系人、リリーと娘、ミニは、収容所に強制移住と
なったため2人は離ればなれになります。

リリーの父は、スパイの嫌疑を受けてFBIに連行されます。

やがて釈放されたリリーの父に対しては、
日系人たちの視線は冷たく、
ヒロシ・カワムラの苦難の日々が始まります。

アメリカからは、
日系人2世に対する忠誠心を問うアンケートが始まり、
カワムラ家の兄弟、
チャーリーとハリーは別々の答えを選び、
チャーリーは、行ったことも見たこともない日本に強制送還、
ハリーはアメリカ軍隊に志願することになります。

リリーは、母と残された家族のめんどうをみるだけで
精いっぱいのダニとしらみ、埃にまみれた塀のない刑務所、
収容所での生活を送ります。

ヒロシ・カワムラの苦難はさらに続き、
アイダホの農場に行っていたリリーの妹ダルシーは
私生児をお腹に収容所に戻り、
全てを失い廃人のように苦しんでいたリリーの父、
ヒロシは、ついに自殺を選びます。

そしてリリーと母には、ハリーの戦死の知らせが届きます。

悲しみにくれる母を抱え、
1944年、収容所から解放されたリリーは、
いとこのいるカリフォルニアのいちご農園に身を寄せ、
そこで終戦を迎えます。

そして戦争が終わって3年を過ぎた1948年、
戦争の前線から帰還したジャックは、
苦しみの日々を過ごしたリリーのもとへと帰ってきます。


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