スタッフ”S”ブログ

姫路市内某モータースの整備士
スタッフ”S”の気ままなブログです

TC24セレナ ベルト交換

2011年02月25日 11時24分54秒 | 整備
前回からの流れでオートテンショナーネタです。

日産や三菱のオートテンショナーは、
ベルト交換時に緩めた状態を保持するための穴が開いてます。
緩めた状態にちょうどその2つの穴が合うようになっているんです。

そこへ何かを入れて保持する訳ですが、
ウチではそこにこういう物を入れてます。



何だかお分かりでしょうか?

そうです。
車載工具によくあるプラスとマイナスを入れかえれるドライバーの、
ドライバー部分だけ抜いたものです。
これがちょうど穴にジャストフィットなんですよね。

おそらくドライバーの径にあうように穴が作ってあるんだとは思いますが、
普段使ってるようなドライバーを入れるのは何かもったいない(笑)

なので廃車の車載工具を置いておいて使っています。
これだと狭いところに入れるのに切ってもいいし、
なかなか使い勝手がいいのです。

で、ベルトはこんな状態。



いい感じでヒビがいってます。

最近の車は太くて長いベルト1本での駆動が多く、
オートテンショナーだったりして傷みも遅くなっていますが、
年数や走行距離が多くなるとどうしてもヒビ割れしてきますので、
車検の時にでも点検しておくのがオススメです。

しかし、ベルトが長くなると各プーリーへの掛け方が複雑で…
ちゃんと覚えておくか写真でも撮っておかなければ、
「あれ?どこからどう回して掛けるんだっけ?」
と、パニックに陥る可能性大です。

え?私だけですか?

年取ると記憶力がどうも…(笑)