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jar of pickles

九州でもcamera

東京都写真美術館

2007-09-05 | art
行こう行こうと思って
そのままになっていたところ。
この夏行った熊野の写真が見れるということで
行きました。鈴木理策展。

鈴木理策:熊野、雪、桜

こんなところもあるんだぁ。
と感嘆のため息がでる写真ばかりでした。
写真ももちろんですが
その見せ方、空間も
丁寧につくられていて
さすがでした。

アンリ・カルティエ=ブレッソン 知られざる全貌

2007-08-01 | art
「決定的瞬間」をとらえた写真家として知られる
アンリ・カルティエ=ブレッソン(1908-2004)の写真展。

展示された写真は
1930年代の初期のものから
写真を撮ることをやめ
デッサンに重きを置くようになるころまで、
枚数もさることながら
たくさんの国で撮られた写真が
展示されています。
それぞれの国に引き込まれ
全部見るのに2時間近くかかりました。


風景、ポートレートなどありますが
その作品は
その国の文化や情勢を語っており
ジャーナリズムを感じます。
また
そのメッセージ性に加えて
写真自体が美しいことに魅了されました。
少し前に紹介したル・コルビュジェ展に続き
見応えアリです。

アンリ・カルティエ=ブレッソン 知られざる全貌
東京国立美術館で
2007,08,12まで。


それにしても
なんでこんなシーンで
カメラを構えられる状況がつくれるの?
という作品がたくさんありました。
写真家さんたちは
どんな工夫をしているのか気になります。




会場でこの展覧会のチケットをくれた
キュウリさんとみくさんにバッタリ。
少し、いや、完全に邪魔した感ありますが
おかげでチケットから何から
一日楽しく過ごせました。
ありがとう。

Melting Landscape

2007-07-23 | art
先日紹介しました
友人企画の展覧会

村上 綾 Melting Landscape

「Melting Landscape」と題された本展では、絶対的な存在感を持ったものが風景の中からふっと消える瞬間-村上は
その瞬間性を探求します。すでに目の前には存在しないにもかかわらず、その存在感は空間を漂い、私たちの注意を喚
起してやまない。しかし、いざそこに物語を読み取ろうとするならば、たちまちその残存する気配すらも消えてしまう。
村上のインスタレーションにおいて、常に現われては消え、消えては現れる、とらえどころのないループを感じ取るこ
とができます。


今までそこにあったものがふと消える瞬間。
頭の隅の方にある記憶を
思い起こさせるインスタレーション
それを見て
その記憶を手繰りよせようとすると
ギリギリのところで消えていく
そんな感覚になりました。

ギャラリーの在り処が意外すぎて
一回通り過ぎてしまいました。
ギャラリーのオーナー?らしき人が
そこで生活して
そこで仕事して
そこでお客さんを招いて。

そのスタイルが羨ましく感じました。

三鷹の森ジブリ美術館

2007-07-22 | art
1ヶ月前くらいに予約して
それからというもの
今までちゃんと見てなかった
ジブリアニメを予習しまくって

行ってきました。
夢の世界に。

それにしても
夏休み前の平日なのに
結構な人の数でした。
ここでも東京パワーに
ちょっと尻込みする感じ。

映画と同じ感覚を目指して
フワフワにつくられたネコバスに
ちっちゃいこがたくさん集まって
遊んでて

すごい楽しそうだった。

ぜひ交じりたかったのですが
たくさんの親御さんたちが
我が子を見てらっしゃるのと
明らかな場違い感に襲われるのを察し

自粛しました。無念。


作成過程の展示は
創造的で、圧倒的で
感動でした。
それと同時に
あまりの作業量と作業場の雰囲気に
研究室で息絶えた学生時代を思い出しました。
そういった意味で私は
怪人ジブリブリ*を見たことがあります。
みなさんはいかが。

*怪人ジブリブリ
スタジオジブリに発生する生き物で、普段は姿を見せませんが仕事がはかどらないスタッフの冷汗や、あぶら汗をしたって
まわりに集まってきます。肩に乗られると、頭痛、肩こり、腰痛がひどくなり、気分はドーンと暗くなります。

村上 綾 Melting Landscape

2007-07-01 | art
このblogの冒頭にでてきた
友人キュウリさんが
curatorとして展覧会を企画します。

村上 綾 Melting Landscape
June 30 - August 11,2007
11:00 - 18:00 Closed on Sun,Mon. and Public Holidays

となっています。

楽しみです。


近くにいる人が何かを始めるのは
初めてかもしれません。
なかなかいい年になってきているということでしょうか。

会期も割と長めにあるので
多くの方に足を運んでいただけると
私もうれしく思います。

大阪、広島、どこからでも
"きっかけ"と"勢い"があれば
どこへでも行けるものです。

深澤 直人ディレクション Chocolate

2007-07-01 | art
深澤 直人ディレクション Chocolate

月曜日に大学時代の友人が
北海道から大阪に戻る間に
寄ってくれるという
なんともスケールの大きいことを言ってくれるので
会社はお休みしちゃって
ミッドタウンデビューしてきました。

このChocolate展。
チョコレートから
連想するもの
感じるもの
それを深澤 直人氏を含む30人のクリエーターが
自由に表現しています。

その中でも
銀紙に包まれた銀閣寺チョコレート
金紙に包まれていると見せかけた金箔で覆われたチョコレート
などなど
アイデアチョコレートが
目を惹きました。

建物は安藤忠雄氏設計です。
ちょっと個性的な空間構成なだけに
次の展覧会では
どんな展示のされ方をするのか
注目です。


ヘンリー・ターガー : 少女たちの戦いの物語ー夢の楽園

2007-06-17 | art
渡辺 仁氏設計で
邸宅として使われていた

HARA MUSEUM of Contemporary Art

その後磯崎 新氏設計で改修され
今に至っています。

美術館として建てられた建築とは違い
空間にやわらかさを持っていたのが印象的でした。
家として使われていたことに納得。



今回見たのは
ヘンリー・ダーガー展。
彼は8歳で母と死別
父の患いのため児童施設へ。
充分な教育を受けられないまま
17歳で施設を脱走し
長編物語、絵画を描き続けた
孤高の表現者。

みたいです。
今回初めて知りました。

そんな経緯を見てしまってから
作品に向かったせいか
偏った感想を持ってしまったかもしれません。

彼の絵には
たくさんの少女が描かれているのですが
絵の中で少女同士の関わりが
ほとんど感じられず
楽園を描いた作品も
非常に静かなものに感じました。
切り抜きを貼り合わせて
一枚の絵画にしたというか。
それぞれの少女が一枚の絵の中で
独立して見えます。

話は変わって
原美術館のミュージアムショップは
ちょっと目を引く
デザイン雑貨が充実していました。
是非。

Video Art from LONDON

2007-04-08 | art
3月末に
初めて展覧会の
opening receptionとやらに行きました。

今回は友人きゅうりさんが
アシスタントとして
展覧会に参加するということで
k-hummingさんと共に。

全員知らない人でした。
away。
なんだか
別次元の世界に
たどり着いてしまった感じで奇妙でした。
非常に興味深いお話が聞けました。

人がたくさんいたので
せっかくの作品が
ちゃんと見れなかったのが残念でした。
まだ見てない方はよかったらどうぞ。

4/22(sun)まで
トーキョーワンダーサイト本郷にて。
Video Art from LONDON

横山大観 「生々流転」

2007-03-07 | art
先日紹介した柳宗理展と同日
別のフロアで展示してありました。

全長40mの巻物水墨画。
重要文化財です。
川の上流から下流までが
40mに亘って
一枚に描かれています。

川上の方では
いきいきとした水の流れ
山の起伏など動きが
川下の方では
ゆったりとした流れ
それを眺める旅人などが描かれています。

40mの間で見る方の気持ちも動いていきます。


残念ながら
記録が遅れてしまい
この企画展は終わってしまいました。

柳宗理 ー生活の中のデザインー

2007-03-02 | art
工業製品や身近な生活道具を手がけてきた
現在90歳を超えられたデザイナー
柳宗理さんの企画展です。

東京国立近代美術館

以前友人から
食器をプレゼントでいただき
毎日使っていたのですが
この方
こんなに年を重ねた方だとは
つい最近まで知りませんでした。

かわいらしくて
しばらくさすっていたくなるような
作品ばかりです。
それだけに
今回の展覧会では
作品に触れることができないことが
非常に残念でした。

それでも
いいなと思うものが
たくさん。
中でも
一番わかりやすかったのが
スピードケトル。
底を広く
素材はアルミでつくられていました。
要するに
早く沸くやかんです。



「用即美」


いい言葉です。
展覧会は明日、あさって、3/4まで。