大阪日本橋にある 国立文楽劇場
大阪市長 橋下さんの「経費削減の為に文楽の補助金をカット」
のニュースを見ても、そうなんだ~ くらいで
観るまでは「文楽と人形浄瑠璃の区別がつかないわ」なんて思ってました
が・・・・・これは同じものだったのですね。それくらいの関心度でした。
ロビー
娘から 知人の息子さんが「義太夫」を務めているので観劇したら よかったので
「二人でどうぞ」とチケットをプレゼントしてくれました
資料館で 案内係の方です」 人形は120センチくらい。
人形の使い手はこの下駄をはきます
太棹三味線
小学生は一度学校から観劇にゆきますが
なにかの縁がないとそれで終わってしまいます
お正月らしく着飾った方や若い方も多く満席でした
私たちは前から3列目 近くなので謡い 人形の動き三味の音 体中で楽しめました。
演目 「七福神宝の入松(いりふね)」
菅原伝授手習鑑」(すがわらでんじゅてならいかがみ)
「州三間堂棟由来」
七福神宝の入松 は
宝船に乗った七福神が芸尽くしに興じるというお正月らしい風景です
手前後ろ向きは
寿老人 福禄寿と同一神とされます
右周りで 大黒様 インドの神様で日本に渡り 大国の主になったそうな。天食物・財福を司ります
紅一点の弁天様 琵琶湖の竹生島(ちくぶじま)に祭られ琵琶の名手です 大黒様と夫婦です
布袋様中国の実在した御坊様です
毘沙門天 戦の神様 楽器は苦手で少し短期な神様
福禄寿 七福神の一の柱 福(幸福)・禄(身分)・寿(寿命)の全てを兼ね備えた長寿の神様
恵比寿様 漁業の神様ですが、今は五穀繁盛を叶える 十日恵比須で知られています
今年も皆様に沢山の福が舞い込みますように
「州三間堂棟由来」(三十三間堂むなぎのゆらい) は
熊野に住む弓の名手平太郎が妻 お柳 と子供と幸せに暮らしています
白河法皇 の病平癒の為に建てられる三十三間堂の棟木 にするため
近くにある 柳の大木が切り倒されます
実はお柳は「柳の木の精」であり 木と共に命を終えます
木挽き唄と共に大木は引かれて行きますが突然びくとも動かなくなります
そこへ夫と子供がかけつけ泣きながら御幣(ごへい)を振り木挽き唄を唄い送ります(涙)
今度三十三間堂に行ったら棟木は見えないか、注意して見てみましょう
伝統文化はやはりよいものですね。
皆さんも機会があったら是非一度「文楽」に 足を運んでみませんか?
その際にはレンタルの「イヤホンガイド」が便利です
600円+保障金1000円 保障金はイヤホン返却の際に戻ってきます
「まき手ぬぐい」もゲットしました。今年はいいことありそうです
素材は「フリー素材 七福神」よりお借りしました