たとえば模型道楽

1/35 米海兵隊、韓国1950/51

ドラゴンの1984年製フィギュアーセット。例によってボルスタットさんの箱絵に惹かれて買ったはずだ。最近は再販・3または2インワン・オマケ追加ばかりで一昔前の怒涛のドラゴンの面影は無いが、当時は毎月のように新製品を発表していたような気がする。特にフィギュアーセットは次から次に出てきて、当然玉石混交だった。これは、Gen2になってからもで、それだけ人間を模型にするのは難しいのだろう。そんな中、これは比較的良い出来だった。

30年以上も放置して、やっと出来上がった。多分、昔は雑誌の塗りになんとか近づけようと色々手を出したものの物に出来なくて放り出したのだな。友人は油彩で大変美しく仕上げていて、これは良いよと勧めてくれたのだが、どうも気が短い私には相性が悪く、断念。ファレホが良さそうだ言われと買っては見たが、これも使いこなせず放置。最近、水性色鉛筆が話題となり、あれ、これ以前試して結構使えたよなと近所の事務キチに行って何本か買い足して使ってみたら、まんざらでもなかったのが良かったのかな。ちなみに、ファレホも、水に溶いた色鉛筆のようにシャブシャブに薄めたのを何度も塗るといい具合に塗れるようだ。

下塗りをとにかく艶消しにして、薄い色を重ねてやると良い感じになる、はず。後、鉛筆だとそのまま使えばエッジの強調が簡単に出来るし、気に入らなければ水に流せる。ボルスタット風にしたければ、隈取、影描き、ハイライト塗りなのだが、どうも絵臭くなるのが嫌だし、面倒だし、で止めた。

長い間にヘッドが換えて有ったりハンブロールで塗って有ったりで何処をどうしたかは藪の中。しかし、少しは賢くなり、銃を持たせたとたん超壊れ物になるので台に載せた。昔、夏風に仕上げた台を冬風にするため、草を枯らし、鉄道模型の白砂を雪の代わりに撒き、地面の色を暗くして、グロスを所々に塗って湿っぽい景色に。「銃を持たせる」と、一言だがこれが大変面倒だ。手首を切ったり腕を調整したりで、当分やりたくない作業。銃のスリングは色付きの紙。手元に有ったのを使ったが、こだわりが有れば画材屋で色々売っている。

とりあえず台には載せたが、写真に取ると地面との一体感が強くてべたっとした印象。ある意味リアルではあるが模型的には見ていてつまらない。多分フィギュアーをもう少し立体感を強調する塗りにすれば浮きだすはず。とは言え手遅れなので、物を増やしてなんとかならぬかとGAZを足したら雰囲気が変わった。尚、台に載せるなると綺麗過ぎたので適宜汚くして馴染ませた。面倒くさ。

私のセンスと忍耐ではここまで。やっぱり、私は印象派なのが良く判って、為になったぞ。最近の3Dスキャンフィギュアーはこの辺のよりもずーっと出来が良いし塗り易いので、気が向いたら、またやるかもしれない。写真撮っている間に銃身を折ってしまったのは不覚。確かに模型は完成したとたん壊れ始める。

コメント一覧

辻堂ジップ
@hk_12345 ハジメさん
私もドラゴンのフィギュアー、箱絵に釣られてつい買ってしまったは良いが手付かずがまだ有ります。多分、古いのはもう作らないでしょうね。
フィギュアー作りの難しさは又違うようで、私も苦手です。判っているのについ、なんです。まー、気楽に楽しみましょう。
hk_12345
ドラゴンのフィギュアは買ったはいいものの手付かずに置いてあるキットが結構あります。
小ジオラマが決まってとてもいい感じですね。フィギュアは大の苦手なのでこんな風にできたらいいなあと羨ましいです。
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