タミヤのワイルドキャット。最初に買ったのは何時だったかと調べたら1994年3月発売だった。その頃の流行りなのか、やたら目立つ凸凹リベット、盛り上がり過ぎのパネルなどメリハリ付きすぎ感の有るキット。もっとも、今でもさらっと作れる48はこれだけかもしれない。
友人に頂いたアイリスの翼折り畳みセットを組み込もうと悪戦苦闘していたが、やっぱり出来なくて切った翼を元に戻し、やっと完成。翼周りは仕方なく盛ったり削ったりしたのですっきりして、怪我の功名か。そう言えば、長年この趣味をやっているのにワイルドキャットを立体にしたのは初めてだった。意外に大きいし、地上姿勢だと変な恰好で好きだな。
ブルーグレーはガイア。この色、何も決まり事が無かったそうなので好みのブルーグレーで塗ってやれば良いはず。下面はガルグレー。マーキングはサンティー配備のスポッター。この前作った零戦の相方が欲しかった都合、紅白ラダーが派手なレンジャーの機体はアルジェリア派遣時らしいので見送った。
今回初めてマスキング紐(2019年11月の記事)を使ってみた。型紙と違い融通が利くので曖昧な線を貼っていくのは非常に楽。境界はマスキングテープ・紙を重ね貼りして浮き上がりを調整したが浮すぎて吹き込むようで、滲んだ部分をコンパウンドで落とす必要が有った。もう少し細い紐だと良いのかもしれない。今後の課題。総じて、このような塗り分けには手軽に使える印象。
もう少しヤレタ感じにしたかったのだが、やり過ぎてハンガークィーンにして仕舞いそうなのでこの程度に。この仕上げだと艶をもう少し出した方が良かったかな。汚すとすれば、どなたかが書いていた「1m離れたら、目に付かない程度のウエザリング。」が目標ではある。タミヤがの組説には無いが、主翼付け根にはウォークウェイが塗ってある。単調な塗装なので有ると、少し締まる。
写真や絵で見るのと立体を見るのでは随分印象が違う。これも模型の楽しみ。出来上って眺めて楽しいキットだった。