たとえば模型道楽

水性塗料

世の流れとしてラッカー系塗料の命運は尽きかけているのだろうが、自称職人としては手に馴染んだ使い勝手は捨てがたいものが有る。しかし、無くなってしまった時の為にちょこちょこ使い勝手を試してみるのは必要だろう。少なくとも、色さえ気に入れば、筆で塗っていた小物は既に水性で塗っている訳で吹きつけも早晩世代交代するのだろうな。

「色さえ気に入れば」が結構難問で、水性は乾くと暗く、濃くなるので、あへっとなる事がある。ファレホのように馴染みの名前でも色味が違う奴もある。小物、も微妙な選択肢で筆運びが急に重くなる傾向があるから広い面積は塗りにくいだけなのである。

エアブラシは使えるのだが洗いはラッカー以上に丁寧にしないと、固まる。ラッカーならまずシンナーを吹いてやれば、いいかげんな後始末でもそれほど苦労は無いのだが。

いまの所、吹きやすさはタミヤの水性、筆ならポリS(エアロマスター名でも売られていた。)、絵の具的混色しての塗りならファレホ(リターダ必須)かな。クレオスが悪いわけではなくて、平均的優等生なだけだ。ラッカーと色名、と色味が一致している点は便利だが、色が気に入らないこともある。

そんな時、クレオスが新水性塗料を出したの飛びつこうかと思ったのだが、どうも発展途上のようだ。いや、小技が発見されてないのと、慣れないだけか。あと、ハンブローが水性を出しているはずなのだがわが国では見かけない。こっちは、もしエナメルと同じ色名、色味ならばかなり使い易いはずなのに残念だ。エクストラカラーは英国贔屓としては魅力的な色揃いなのだが、使ったことが無いので判らない。もしかするとハンブローのOEMかもしれない。

今年は今まで以上に水性に慣れてみようかな、でもクリアですらラッカー系の缶スプレーの手軽さが身に染みついているし、サフェーサーとなると、だし。前途多難だ。

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