「じゃないですか」考5

文化庁の資料によると「～じゃないですか」は次のように分類されるという。

(1)聞き手が当然知っているはずの事実を突き付けて確認・同意を求めるもの。
(2)一般的な認識として聞き手が知っていると期待される事柄について言うもの。
(3)聞き手が知っているとは期待できない話し手の個人的な事柄について言うもの。

(1)は「詰問する」意図もあり自分が悪者扱いされているので言われる方は不快。
(2)は(1)よりはいいが、
　知っていることについて言われる→いちいち確認しなくていい。
　知らないことについて言われる→そんなこと知らない。
(3)は日本語として認められない。

以上「じゃないですか」を会話の中で使用したとき、良い事などまったくない。
特に(3)を使う人。止め立てしませんが使うなら相手と場所を選ぶことを忠告したい。