モルテン展示会2007FW

モルテンというメーカーは知っている人は知っている（あたりまえか^_^;）けど
ミカサと並んで日本の球技ボール市場の2大メーカーの一つです。

バレーボールで緑×赤×白のカラーと青×黄×白のカラーを見たことがあると
思いますが前者がモルテンカラーで後者がミカサカラーになります。

今回の展示会はアシックスと申し合わせて同じホテル（赤坂プリンスホテル）で
開催となりました。（行く方としては移動しなくて済むので大助かりです。）

展示会といってもボールメーカーですので画期的な新製品が発売される訳でもなく、
商品としての話題はあまりありませんでした。

それにしても、去年今年と価格の値上げには呆れてしまいます。
生産コストの上昇を理由に去年は5％アップ、今年は10％アップと
あまりにも安易な値上げです。
さらに前まではボールに無料でネーム入れをしてくれたのですが、
去年は158円で今年は210円の有料となっています。

この一連の値上げは、もう1社のミカサも同様の動きとなっています。
まさに日本の球技ボール市場は2大メーカーの寡占状態となっていることによる
横暴な値上げです。

まぁ表向きは生産コストの上昇でしょうが、各競技の協会に支払う検定料
（公認の試合球として認めて貰うためのお金）が相当な金額になっているようですし、
大会ごとの協賛金や提供するボールももの凄い金額のようです。

つまるところ、それらのしわ寄せがすべて商品の価格に上乗せされているわけです。
学校の部活予算は年々減っていますので、益々購入できるボールの数は減ってしまい、
十分な練習が出来ない事態へとつながっていきます。

このメーカーと協会の体質が、日本の競技力の向上やスポーツの振興を妨げる
要因の一つになっていると思います。