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の~んびり子育てとヴァイオリンと島暮らし日記

大人から始めたヴァイオリン。子育てしながらがんばっていきます^^

物の値段

2014-03-06 18:33:09 | ヴァイオリン

どうも日記のネタがないのでなんですが、

もうすぐ4月という事で消費税アップとなりますね。

くわえて、いろいろ物価の上昇もありそうでして、

私のように地方住まいの場合、消費税に加えて、

バイオリンの弦の価格の改定もあるという噂も耳にしたり、

さらに運送費、手数料のアップ等も弦の購入に影響してしまいます。

 

っと言うわけでドミナント1セットしか残っていない現状なので、

なにか買っておこうと思い、ペーターインフェルドのA、D、G線とゴールドブラカットを2セット購入しました。

ドミナントは良いのですが、目にみえて劣化が速く、

またエヴァも良いのですが、最近はなんとなく音色の味つけ具合が気になります。

そのようなわけで比較的長持ちで劣化が感じにくいペーターインフェルドにしようかと。

あれこれ弦を試すのも費用がかさみますし、

今はあまり興味がなく、出来ればドミナントでいいやっという感じです。

 

また、最近楽器に傷をつけてしまいました。

そこで、やはりカペラ(ヘリエ)は普段は弾き込みはやめてたまにちょっと楽しんで弾く程度にしておこうかと。

やはり何台も楽器の世話(弾き込み、定期的な弦交換)もできませんし、カペラに傷をつけたくありませんので、、、

 

今月はロンドンでタリシオオークションです。

今はちょっと円安ですので、円高の頃(ドル円70~80円)に比べると落札価格は高く付く事になります。

ざっと見て欲しいな~っと思ったのが、

Sesto Rocchi1977予想落札価格300万~420万

もちろんもっと上の価格帯の楽器や弓で欲しいのもありますけど、

楽器本体の価格は現実的ではないですし、弓は状態(ふにゃふにゃかどうか)が心配です。

もちろんSesto Rocchiの価格も高額ですので、楽器を複数持っている身では購入出来ません。

ただ、もし、楽器を持っていなかったらオークションに参加していたかもっていう思いです。

その他の楽器もサイトで写真を見られるので、見ていて楽しいですね。

まぁ~要するにウィンドウショッピング状態だという

 

しかし、こう見ていると楽器の銘柄にもよりますが、(為替に関わらず)楽器そのものの価格はじわじわ上がっていますね。

基本的に楽器に関わらず、物の値段というのは好、不況をのたびに上下しながら年月をかけて上がっていくものなのだなぁ~っと感じます。

今からは世界的にもどちらかと言えば好景気の方向のようですし、

もっと長期的には中国や世界の人口の増加で物の値段は上がっていくでしょうし、

裕福になればバイオリンをする人が増えて、

貴重な楽器は価格が上がるように思います。

ただ、テクノロジーの進化により新作でもストラドのような古い楽器の音色がだせるようになったなら、

逆にオールド、モダンイタリーの価格は暴落するかもしれませんが、

やはり、ちょっと現実的ではないかな~っとも思います。

 

そんな訳でバイオリンを通して世界はせっせとインフレに向かっているのだと実感する次第です。

 

 

 


ニスのはがれ

2014-01-21 20:56:11 | ヴァイオリン

バイオリンの左手が当たる部分って次第にニスが薄くなりますよね。

以前、一時期購入検討したステファニー二1979もずいぶん左手の当たる部分が薄くなっていましたし、

今回、楽器屋さんで見たV,キャヴァー二1923も左手の当たる部分や他の所もニスが薄くなっていました。

やっぱり、良い楽器であってもニスが薄くなってしまうのは見た目的に良くないなぁ~

うちの楽器も、

練習の後、この部分を拭いていなかったせいもあってちょっと薄くなってしまっています。

工房(ガンさんの所)に行った時にささってニスをぬってもらいましたが、色は違い元とは違います。

そこで、考えたのが、常時張る保護テープなんかどうかな?

っとも考えました。

しかし、あまり良くないとも聞きます。

代替案として、

練習の時だけサランラップを当てて、練習が終わったら外せばいいかな?っと。

 

こんな感じになります。

これなら手が直接楽器本体には接触しません。

問題はサランラップが楽器本体に影響があるかどうかです。

長時間つけているならもしかしたら影響はあるかもしれませんが、短時間ならそうは問題は無いように思うのですが、どうでしょうか??

少し試してみて、機会があればプロの職人さんに意見をうかがってみたいと思います。

 

楽器は道具とはいえ、やはり綺麗に年数を重ねてあげたいなっと思います。


クリスマスプレゼント?

2013-12-23 19:36:45 | ヴァイオリン

楽器を購入したお店から小包がとどきました。

カペラ、ヘリエコピーを購入した仙台の弦楽器店からです。

くるくる巻きのカレンダーと仙台のお菓子そして1通の封書が入っていました。

くるくる巻きのカレンダーは、薄いピンクの上品な奉書で包まれており、

The Strad  Decorated Instruments calendar 2014という題名のカレンダーでした。

要するに装飾楽器の写真集カレンダーなんですが、

「もしかして!」

っと思いカレンダーをめくると、

はい、ありました。

ストラドのヘリエ!

 

そして封書にはお手紙が入っており、

仙台弦楽器のKさんのとても丁寧な丸い字で、

「ヴァイオリンの調子はいかがでしょうか」

っとを楽器を気にかけておられる内容がしたためておられました。

Kさんには実はまだお会いしたことがないのですが、

(楽器を受け取る時も日程の調整や台風の影響もあり結局宅配便でしたので)、

楽器の調整やお手紙の丁寧なきれいな書体を拝見するに、

とてもおだやかで丁寧なお人柄がうかがえます。

 

まだ、東京よりも北には行った事がないのですが、いつか行ってみたい土地です。

 

仙台弦楽器のKさんからは、年初には年賀状も頂き(私も出しました)、もうすぐ年賀の時期にもかかわらず、

クリスマス直前のこの時期にこういった贈り物をされるという事は、

きっとこのヘリエコピーの事がとても気にかかってらっしゃっての事であろうと思います。

 

いまだ私のようななんの変哲もない、どこにでもいる大人からバイオリンを始めたただの下手の横好きなだけの者に貴重な楽器をなぜ売って頂けたのか分かっておりませんが、

(たぶんですけど、、、)

新作楽器でこれほど綺麗な見た目の楽器は無いと言える程の出来の楽器です(もちろん音も美しいです)。

大切に傷をつけないように次世代に引き継いで行かなければいけないなぁ~

っと改めて感じてしまいました。

責任は重いです。

 

最後にお菓子ですが、

とてもクラシカルでかわいい箱に入ってました。

少しいただきましたが、素朴ですが上品な味でした。

抹茶にもあいますね。

お客様がいらっしゃたら出したいっと思います

 

 


シャコンヌさんと島村さんの展示会

2013-12-14 17:52:37 | ヴァイオリン

めずらしく時間がとれ、そうそう機会もないので、

福岡まで楽器の展示会に行って来ました。

最初にシャコンヌさんの展示会。

土曜日の昼でしたが、2,3名のお客さんがいました。

残念ながら、

George Tepho

展示会一押し品として写真がアップされていた金鼈甲のMa Rong Di

他数点見てみたかった弓はありませんでした。

 

正直言って弓や楽器の良さなんて難しくて分からないのですけど、

がんばってトライしてきました。

 

Ma Rong Diさんの弓はけっこう数があり、とてもきれいで良いレベルにあるな~と感じました。

84万の価格がついていたペカットモデルがこの中では一番良いかもと思いましたが、

全体的に普通のタッチというかもっと音に何かが欲しい印象でした。

操作性や弓のしなやかさ、強さは好印象かな?

ただ、このメーカーで、この品質で80万を超える額はちょっとお高いかも。

でもMaさんの特別な1本なら見てみたいです。

 

どこかのエキスポ(愛知?)の際ギヨームさんに作ってもらったという弓もありましたが、

こちらはスルー。

 

また、店員さんによるとおすすめはヘンリックカストンさんの弓だとのことでしたので、

オールドの名器が陳列されている奥の院(億の院?)のような一画へ、、、

ヘンリックさんは、うちのヘリエコピーについていたかもしれない装飾テールピースの製作者であり、

バイオリニストで金細工、弓製作者という人でそうです。

ヘンリック、カストンさんの弓(300万)は装飾されており、細身でとてもきれいでした。

また、サルトリーの金鼈甲(600万ちょっと)も細身でとても美しかったです。

ただ、残念ながら私ではその良さをその場で認識出来ませんでした、、、

 

楽器本体は、

Rinaldiを弾かせて頂きましたが、こちらはあまり良い楽器とは感じませんでした。

シャコンヌさんの新作楽器は1月以内に出来たばかりという楽器が2台ありましたが、

出来たばかりだからか、以前試したシャコンヌ新作の方がずっと良い楽器のような気がしました。

 

とても気さくで丁寧な対応に感じましたので、ドミナントのセットを購入してシャコンヌさんを後にしました。

 

島村楽器では、

入ったとたんに教室の生徒さんたちと講師さんによる合奏が始まってしまい、

20数分間音は出せませんでした。

妹と天神で約束をしていたので50分位しか時間をとれませんでしたので、

演奏を横目に弓や楽器を見ていました。

ぱっと見、私的にあまり好みの弓はなかったですけど、

Sandrine RaffinさんのC,Schaefferさんのどちらも90万の弓が細身で使いやすい印象。

っとなるとS,Raffinさんの売れてしまった方のも見てみたかったのですが、残念です。

良いかもと思ったC,Schaefferさんの弓は先ほどの演奏で講師の方が使用されていた個体のようです。

 

C,Schaefferさんの弓でいくつか楽器を物色しましたが、欲しいと思えるほどの個体は無し(買う気はないのですが)。

 

Marurizio Tadioliというクレモナの割と有名そうな製作者の楽器がいくつかあり(200数十万~)、

その中でRodeというストラドの装飾楽器のコピー(350万)がありました。

残念ながら同じ装飾楽器でもうちの楽器よりずっと精度が悪くこれで350万は正直

「う~~ん??」

と思ってしまいました。

 

シャコンヌさんと島村楽器を比べた時、全体としてシャコンヌさんの方が魅力的なラインナップでした。

 

どうしてもこういう展示即売会では、福岡は最終地になりますので、魅力的な個体は売れてしまうのでしょうかねぇ、、、

 

最後に天神で年末ジャンボ宝くじを買いました。

当たったら、、、

弓欲しいな。

 

 

 

 

 

 


五嶋龍さんのリサイタルに行ってきた。

2013-12-07 21:34:00 | ヴァイオリン

超久しぶりにコンサートに行って来ました。

私にとって福岡までの船代そして宿泊代金も計上されるので、

どうしてもいざ行くとなるとおっくうになってしまい、

結局、クラシックのコンサートも年に1回行くかどうかというペースになってしまってます。。。

 

受付の年配の女性に、

「学生さんは半額でもいいですよ」

と言われちょっと悪い気分もしなかったのですが、

「席はどこがいいですか?私ねちょっと目が悪くてね~」

っと言われ、

「あっ目悪いんですね、、、そうですよね、、、」

っと内心テンションが上がった分、元に下降したりしたりましたが、

当日券があって良かったです。

船代もあるので一番安いA席3,000円は未だ未経験の

アクロス、シンフォニーホールの3階席でした(遠い!)

 

五嶋さんのお姉さんは言わずとしれた世界のMIDORI様!

なんとなく構え方とかが似ているような気がしました

空手をされているらしく身長176センチで体重76キロとずいぶん立派な体格なのですが、

想像していたよりしなやかな演奏に感じました。

使用楽器が「ジュピター」となっていましたが、以前は確か樫本大進さんが使用さてていた楽器だったように記憶しています。

そんな楽器と五嶋さんの演奏技術のおかげで遠い3階席でしたが充分に音は届いておりました~~

 

演奏が終わった後はサインをいただくべくせっせと列に並び(ほとんど女性ばかりでした)、

サインを頂いちゃいました

こんな所にお願いしちゃいましたけど

ミーハーですいません

 

 


楽器店の展示会、、、

2013-11-29 21:25:27 | ヴァイオリン

http://www.chaconne.info/10_exhibition/2013autumn.htm

http://www.shimamura.co.jp/promotion/festa/strings-exhibition/

12月中旬に二つの大手楽器店で弦楽器の展示会があります~

しかも同じ日程で

地方に住む者としては、ありがたい事です!!

基本的に楽器本体への興味はうせていて、一応チェックするというスタンスです。

弓の方は多少興味があります。

島村さんのホームページを拝見すると、

以前からですが、Maurizio Tadioliさんの楽器を多く紹介されてますね。

新作弓としては、C,Shaefferさん。

そして、

あまりお名前聞いた事ないのですけど、

Sandrine Raffinさんという女性の弓が紹介されています。

けっこう良いお値段ですが、どうなんでしょうね~?

 

そして、

シャコンヌさん。

 

最近気になっているのですが、、、

シャコンヌさんってなぜか「相場より安い」!

もちろん、安いのはいいのですが、異様に安いような印象です。

なぜなのでしょう?

サルトリー金鼈甲がこれくらいで、、C,ペカットがこんな値段でとか、、、去年の弦楽器フェアではセストロッキが300万切る値段ででてたり。

そして、

以前からどうしても気になっているのが、、

正直言えば、、

以前ついていた先生とか知り合いとかどうも私の周辺で評判が良くない、、、

たぶん過去のお店の印象なのでしょうけど、、、

今は多くの顧客を抱えてらっしゃるし、お店も繁盛されているようですし。

でも、、やっぱり気になります。

まぁですから、モダンより古い楽器、弓は見るだけ、

もし仮に購入するならば、

新作というスタンスのつもりなんですけどね(そもそも古い楽器、弓は高くて買えませんが)、、、

という訳で、

もし展示会に行けたらですが、

G Tepho

Ma Rong Di

とちょこっとだけ名前は聞いた事あるけど、実物見た事ないこれらの弓をみたいなぁ~

っと思っています。

サルトリーの金鼈甲も見てみたいですね。

 


ドミナントいいかも

2013-11-27 21:06:24 | ヴァイオリン

カッパモデルには、基本的にずっとエヴァピラを張るようにしていて、

最近も買ったばかりのエヴァピラを張っていたのですが、

ちょっと試しにお古のドミナントを張ってみました。

 

結果ですが、

けっこうグッド!

エヴァピラよりも素直な音色なのはもちろんなのですけど、

音量も響きも増したような感じ。

ドミナントは元々の楽器の素直な音をだしてくれるというイメージなのですけど、

音色も響きの良さに加えて、弾きやすいと言うか。

この楽器は年々(少しづつですが)状態が変わっているので、

買った頃~2年前~今と印象が少しづつ変化しているように思います。

今からは枯れた綺麗な音へと変化していく(かもですが、、、)ように感じます。

う~ん、

 

ドミナントを年4回交換して約4,000円×4=12,000円

エヴァを年2回交換して約8,000円×2=16,000円

新品のドミナント買うかな

 


弓圧

2013-11-02 07:58:42 | ヴァイオリン

http://amass.jp/30557

まず、

明日、放送です~~!

 

さて、本題です。

以前習っていた先生の弾き方をレッスンの時などに拝見していて、

「なぜこんなにふわっとした弾き方をするんだろう?」

と思うくらい力を入れずというか弓圧をかけずにさっとした弓使いをされてました。

私には、それがなんとなく好みでなく「もっとパリッと弾けばいいのに」などと思っていたのですが、

本番などを聴くと普通にというか、豊かな音色でした。

 

以前、読響のビオラプレイヤーさんが我が家にいらしたおり、

当時の私の楽器、ドイツのノイナー&ホルスタイナーと20万程のドイツ弓で、モーツアルトのバイオリンとヴィオラの協奏交響曲やタイスなどをちょっろっと弾いていただいたりしたのですけど、

音色に不満がある楽器だったのが、けっこういい音をだしておりました。

「やっぱりプロが弾くと(音色がいまいちの楽器でも)いい音するなぁ~」っと思ったりしてました。

ただ、、、

たぶんけっこうな弓圧をかけていらしたように感じました。

その時の弾き方が原因かどうかは分かりませんが、それ以降弓がちょっと横にまがったようになりました(一応許容範囲)。

 

また、知り合いの島内にいるバイオリンを弾く方も私の弓の中ではギヨームが一番良いという感想をお持ちです。

先日いらっしゃったバイオリン弾きさん(パガコン入賞者)も私の弓の中ではギヨームがお好みのようでしたし、かなーりの弓圧をかけていらっしゃいました。

杉藤さんの弓やHillが以来ちょっと調子悪いような気がし、

気のせいかもしれませんが、ちょっとなんらかのクセがついたような感じもします(確証はありません)。

 

今付いている先生からも少しもうちょっと力をといわれる時があります。

そんなわけで最近どうも弓の調子がかんばしくない感じが致します。

 

最近は動画をとって練習、また動画でチェック。

っという風に動画を撮っているのですが、確かに弓圧をかけた方がパリっとしているようにも思えます。

 

正直あまり弓圧をかけたくなくなってきたのですが、先生の手前あまり反抗もできませんし。

けっこう悩ましいです。

今の所、弓に圧をかけるのは弓に寿命上好ましくなくはずですので、

なるだけ適切なポイントをさほど力まかせならずに弾くしかないかと(弾けないけど)思ったりしています。

う~ん、どうなんでしょう???

 

 それとも堅ったい弓を新調するか・・・( ̄▽ ̄)

 


新しいテールピース

2013-10-04 12:46:02 | ヴァイオリン

Cordiera Cantabileという新しい形状のテールピースがでていますね。

柘植、黒檀、梨の3種類の材質があるそうです。

ブログで古い楽器や1970年位の比較的新しい楽器に取り付けられてかなり性能が向上したとの記事も紹介されており、かなり興味津々です。

年内に試してみようかとも思っています。

銀座の山野楽器に問い合わせた所、今は在庫があり、工賃を支払う形でのお試しもOkだとの事でした。

ただ、、、

見た目がね~~

私は通常の形状のテールピースの方が外観はかっこいと思っていますし、

このテールピース単体で4~5万(工賃含めて)かかりますしね~~

そこら辺が悩むポイントですね。

 


うちのカッパ

2013-09-23 22:29:09 | ヴァイオリン

うちには東京に工房を構えてらっしゃるガンさんという製作者の楽器があります。

2006年だったか2007年の中頃に漠然と、

「良い楽器が欲しい。出来れば製作依頼(新作)で自分の為に作られた楽器がいい」

という気持ちがありました。

 

それまでは、ノイナーという古いドイツの楽器(60万位)とドイツの量産楽器を使っており、

先生にもいくつか楽器を紹介してもらったりしていました。

しかし、先生のレッスン室(自宅)で「この中からどうですか?」と数台提示され、その限られた中から選ぶのではなく、

やはり自分で納得して多くの選択肢の中から選んで買いたいという気持ちが強かったです。

そして、最終的には製作を依頼する事が今の私の気持ちに一番フィットすると思うようになりました。

では、誰にお願いしようとネットをうろうろし情報を求めていたところ、

とある掲示板で、

ガンさん、(当時110万~)

鈴木郁子さん

という製作者さんがピンときました。

くわえて先生が以前使用されていたという奥野さん(200万位?)も考えていましたが、この方はもう新規のお客は受付てらっしゃらないので、無理でした。

そして、どこをどうチョイスしたのかだいぶ忘れてしまいましたが、

最終的には直感も含めてガンさんを選択したのです。

 

さっそくガンさんに電話しました。

当初ガンさんは「ロッカモデルを作りたい」っとおっしゃっていましたので、

特段、これといったモデルが良いという希望がなかった私としては、

「裏板は木目がある方がいい」とか、2,3当時の好みを伝えるだけで後はお任せする事としました。

また、ガンさんからも「気に入らなければ購入しなくてもいい」と言われましたので、

作ってもらっといてそうなったら酷ですが、そこはそのつもりでいました。

そして、、、

「がんばって作って下さい」とだけお願いしました。

 

しかし、

ほどなくしていろいろあって(家族内の事情)、楽器どころではなくなり、

2007年ガンさんにお電話し、とても失礼なのですが楽器の製作の中止をお願いしまいした。

ガンさんもちょっと残念そうでした、、、

 

その年(2007年)の弦楽器フェアで出展されたガンさんの楽器はめずらしく赤色系のニスの楽器だったそうですが、

友人の感想は「パワー不足」との事で、どうもその時期はスランプの状態だったそうです。

結果ですが2007年に買わなくて良かったようです。

 

ほどなく、、、私の方も落ち着きました。

なんとか気持ちも前向きになれる状況になり、やはり楽器が欲しくなりました。

そこで、またまた勝手乍ら、ガンさんにお電話し楽器の依頼をしました。

当初と同じくモデルの注文など一切無し。

好きなようにお願いします。

で通しました。

2008年の8月か9月位だったと思います。

ガンさんよりお手紙と楽器の写真が送られてきました、、、(注)ガンさんはネットが苦手のようです。

写真には黄色っぽい、イタリー新作みたいなべたべたでは無く、少しつや消しのニスをした楽器でした。

撮り方もあったかもしれませんが、私にはピンと来ました。

「あっ、これは良い!」

名器というとかなり大げさなんですけど、

「けっこう良い楽器には間違い無い」自信はありました。

そこで、ガンさんにお電話して、見てもないのに「購入します」とお伝えしたのでした。

ほどなく、、、

友人のブログで、私の楽器が紹介されていました。

どうも私の楽器はカッパという古い製作者の楽器がモデルとなっているとの事でした。

それ以降「カッパとかカッパモデル」と呼んでいます。

友人のブログでもカッパモデルをわりと褒めていただけていたようですので、

私も嬉しくなりました。

2008年12月、

東京、世田谷まで楽器を受け取りに初めて工房に行きました。

今も下手くそなのですが、当時もさらに下手くそだった私は人前で試奏するのがすんごく恥ずかしのですが、

そこは頑張って楽器を受け取る際は弾きました。

やはり納得の音質、楽器の出来映えでした。

 

実は、事前に友人から

「楽器(ガンさん作、ストラドモデル)を預けているので、工房に寄った際に弾いてみて下さい。出来れば感想を聞かせて下さい。ガンさんにもそう伝えておきます」

と連絡を受けていました。

 

私「いや~、ありがとうございます。また、調整とかで来ますね~~~」

ガンさん「こちらこそ今後ともよろしくお願いします」

私「あ~もうそろそろ時間かな~~~」

ガンさん「あ~遠い所ほんとたいへんですよね~」

私「・・・・・・」

ガンさん「・・・・・」

私「え~と~、、、あ~~電車もうそろそろ、、、、」

ガンさん「?・・・・・・」

 

私「、、、さんにはよろしくお伝え下さい~お会い出来なくて残念でした~」

ガンさん「そですね。いつも来ますから、そう伝えときます」

 

・・・・・・

・・・・・・

 

 

私「じゃあ、もう帰りますね~~しつれいしました~~~~ 

、、、、、、、

 

 、、、、、、

 

ガンさん「ああ~~~~~忘れてた!!、、、さんの楽器見せてあげて下さいって言われてた~!!」

私「笑、、、」

 

そこでやっとこさ、友人の楽器を拝見することが出来たのですが、

完全に試奏するという気持ちが萎えてしまい、かつ本当に時間もせっていたので、

見るだけ

でその日は帰ってしまったのでした。

、、、、

それから、5年経ちました。

カッパモデルは毎日見ていると分かりにくいのですが、年々変化していっています。

もっともっと良くなるそんな楽器です。

 

そして、、ガンさんとの遠方でのやり取りは今でも調整や毛替えで続いており、

(お互いにですが)物忘れしながらコミュニケーションを続けているのでした

7月にお願いしたカペラの調整代金払い忘れておりました、、、

明日払います~

 

 


弦の交換時期

2013-09-22 22:17:27 | ヴァイオリン

いつも、I love stringsというショップでVn弦を購入しています。

しかし、、、

なかなか、買う気がおこらない、、、

3台の楽器に付けている弦は、

ペーターインフェルド、、、5ヶ月経った

インフェルドレッド、、、2ヶ月経った

ドミナント、、、2ヶ月経った

まぁ本来ならそろそろ寿命なんですが、、、とくにドミナント。

 

おおよそいつも使っている定番の弦は、

エヴァピラッティのセット、、、7830円

ドミナントa,d,gとe線ゴールドブラカット、、、3950円

インフェルドレッドa,d,gとe線ゴールドブラカット、、、4260円

なんですが、この場合、計16060円となってこれに送料がかかります。

 

う~~~ん。

 

う~~~ん。

 

どうしよ


楽器の真贋、、、

2013-09-14 14:19:38 | ヴァイオリン

以前ついていた先生がこうおっしゃっていました。

「イタリア人は年をとると自分では(楽器を)作らない」

っと。

その頃、F,ビソロッティーさん(お父さんです)の1987年製の楽器を購入検討していました。

今でもすばらしい楽器だったと確信しているのですが、

その購入を検討したお店にビソロさんの2001年製の楽器もありました。

私としてはその楽器に興味はなかったのですが、一応比較の為に置かれていたのです。

試奏の際、後で送れてやってきた先生がその2001年製の楽器を見て、

「その楽器は買うの?やめときなさい」っと厳しい意見をおっしゃられました。

私としてはそんな気持ちはみじんもなかったのですけど、、、

その後、私も先生もビソロさんの1987年製の楽器を弾き、購入を思案する事になりました。

結局買わなかったのですけれど、、

今思えば、あの2001年製の楽器は本人の作ではなかったのかもしれません。

お弟子さんの作か、もしくは本当に自分で作ったけど、腕が落ちてきていたのか。

1987年製の楽器はとても魅力的な楽器で音もスーパーパワフルでした。

ただ、これもただ単に私と先生の好みの問題で本当の真贋なんて分かりませんが。

 

また、とある楽器(ヴァイオリン)を見ました。

その楽器はAという人の2001年製の楽器なのですけど、見た目はどうも40年以上経ってるっぽい雰囲気でした(家の1980年代の楽器はもっと目新しいです)。

そこで、そのAさんの事をちょこっと検索したら、有名なGさんという人のお弟子さんで、そのGさんはよく弟子のAさんに楽器を作らせ自分の楽器として売っていたそうです。

1966年製のAさんの作品を1946年製のGさん本人の作として買ったという人のブログがありました。

その事が発覚した後、購入した人は、お店(日本のお店)にて全額返還させていただけたとか。

 

そこで、思ったのは私が見たAさんの楽器は本当に2001年製の楽器だったが、そういう(昔やっていた)少し年代が古くみせるように作ってきた技法がほどこされているんだろうと思ったのです。

 

ちなみに、、、

こういった経験とネットの情報や実際の耳にした事柄などを総合すると、、、

イタリアの弦楽器製作においては、自分で作らず弟子に作らせ(外注し)それを自分の作品として売るのは昔ながらの伝統だと言う事のようです。

例えばですけど、、、

ビソロさんとかモラッシさんがのラベルが貼られ高額な値段がつけられ、製作証明書まであった場合。

私を含めおそらく多くの人は、それはごく普通にその本人が作った物だと思ってしまいます。

どこでどう間違ったのかは分かりませんが、それはこちらの勘違いだったのでしょうか?

しかし、(例えばですけど、、、)日本の楽器店で、ビソロ作の最新作が入荷、ほとばしる云々、、、

っと言った説明が書かれていれば、それは普通本人作だと思っても仕方ないですよね。

 

そこで、問題なのは、

その楽器が誰が作ったかという事は証明のしようがないという事です。

言い訳はいくらでもたちます。

 

「弟子に作らせたが、わしがその品質に問題無いと判断したわしの作品じゃ!」

「いや、これはわしが全部作ったものじゃ!」

 

なんとでも言えますし、、、中には当然本人が全部作った作品もあるかもしれませんし、、、

しかも、こういった事はストラドの時代から、ごくごく当たり前に行われていたらしく、ストラドの作品でも息子さんやお弟子さんの手が多く入っているようです。

ただ、すごく年代が古い話ですし、お弟子さんも超ビッグネームだったりします。

それが現代でもそうだというだけの話なんですけどね。

比較的近い年代ではBisiach工房なんかが良い例で多くの(後に有名になる)製作者がいて彼らの作品をBisiach工房の作品として売り成功を収めたそうです。

 

弓作りでも同じみたいで、、、私が持っているHill(イギリス製)の弓もHillというブランド名であってお抱えの製作者は複数します。

フランスの弓作りも、多くの職人さんが出たり入ったり、スタンプは押されていても誰が作ったかは素人には判断は不可能です。

竿は本物だけど、フロッグはどうか分からないとか。

 

もちろん、売ったお店は、

その楽器がお弟子さんの楽器でも、本人の作品でも、それは工房製だとしても、(性能の良し悪しに関わらず)本人作として売られ、また買い取ってくれるであろうとは思います。

ただ、、、

やっぱり本人が1~10まで作った作品と工房製と呼べるものは分けて欲しいなぁ~と普通に思うんです。

そこら辺をこだわるのは日本人だけでイタリア人にすれば、良い楽器かどうかは自分の目と耳で判断しろってことなのかもしれません。

その判断が難しいんですけどね、、、

 

 

 

 


うちの楽器の音色、、、

2013-08-21 05:50:05 | ヴァイオリン

調整を終えて戻って来たカペラ。

以前の状態に比べて強くしっかりとした発音になったように思います。

でも、、、このカペラで(知り合いの先生が)出したという甘くとろけるような音色、ぞくっとしたという音色がま~~~ったく出せません。

もちろん、そんな上手な方と同等の音など出せるはずもないのは分かっています。

ただ、ず~~と先の延長線上にもそこ(甘い音色)に到達しなさそうな私の(出す)音。

その先生がだした音ってどんな音だったのだろう???

やはりプロってすごいんですね。

 

むしろ、甘い音色と言えば、もう2台のうちのmantovaの楽器の方が甘い音色系です。

カペラはまだ少し、ぼわ~とした感じの音(倍音??)が多くまざっていて、芯のある音を出せずにいます。

しばらくは少しずつ弾き込んで様子を見ながらがんばってみようと思っています。

 

ちなみに、、、先生ネタ。

私の前のバイオリンの先生は楽器もお好きなようでレッスン前にも色々お話したりしていましたが、

今の先生はまさしくレッスンオンリー

時間になったら先生のレッスン教室に入っていき、私が少し挨拶し、

即レッスンが始まります。

そして時間になると無駄話などせず、、(私が)楽器をそそくさと片付けて挨拶をして出て行きます。

教室もなんとも殺風景で大きな鏡の前にピアノがあり先生がそのピアノの前のいすで座っているだけという、、、

色々楽器を見せてご意見をいただいたりしたのですが、そんな雰囲気では、、、ないっす

そこら辺は前の先生と対照的、両極端に感じます。

ただ、レッスンは今の所非常に納得しています。

 

また、前の先生がFBにご自身の新しく購入された楽器をアップされていました。

私としては以前の楽器がすごく好きで、まだ先生の手元にあるようなのですが、お金があれば本当に購入したいと思っています。

しかし、、すでに楽器が3台ありもう資金も出せません。

現在、その年代のイタリーならたぶん1000万以上は提示されると推定しています、、、

残念ながらご縁はなかったと諦めるしかありませんね~

 

最後に、

カペラのテールピースはダルモ二の装飾テールピースでそれだけでもけっこうな価格なんですが、

このペグ、根本の方(?)がなんだか材質が違うというか色がつけられているといいうか、、、

どこ製なんでしょう??

 

 


ストラディバリウス発見

2013-07-31 15:34:22 | ヴァイオリン

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130731-00000030-jij_afp-int

3年も前に盗まれていたストラドが見つかったそうです。

盗まれたのは1696年製のストラド(1億8000万円相当),

Peccatte(925万)とBazinスクールの弓(75万)2本だそうで、

ロンドンの駅のカフェで食事中に盗まれ、今回イングランド中部の建物で見つかったとか。。。

う~ん、楽器本体に比べて弓が庶民的価格に見えちゃいますね~。

っと言っても、もちろんBazinのほうですけど。

意外と日本国内と価格が変わりない印象でホッとしたりしました。

 

しかし最近ちょくちょく、バイオリンの盗難ニュースを聞きます。

もしくは、「どっかに忘れた」、「税関で押収された」系ですが、

こんな感じ、、

http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2387850/2905239?utm_source=yahoo&utm_medium=news&utm_campaign=txt_link_Wed_r2

日本でも盗難は今年だったか大阪の演奏家と奈良の演奏家がオールドのフレンチをっというのがありましたね。

けっこうプロの人注意不測の人多くないですか!

あまりに演奏でお出かけが多いとふと気が抜ける瞬間もあるのでしょうかね~?

演奏で疲れ果てて、、うとうと、、みたいな事もあるのかもしれません。

 

私はお出かけするときは、楽器、財布、携帯は必ずどんな時もちょっとした移動でも肌身離さずです。

 

 

 

 


楽器を受け取ってきました。

2013-07-28 16:54:48 | ヴァイオリン

4月だったか5月に東京のガンさんの所に預け、

その後お友達にあずかって頂いていた楽器、カペラヘリエコピーを受け取ってきました。

お友達がわざわざ福岡まで届けてくださいました!!

 

私の元にあった時から、

まず、

弦をドミナントに変更

魂柱はいったん外してつけなおし

テールガットはナイロンからwittnerのステンレス スチールテールピース ワイヤーに変更

テールピースの裏堀

テールピースの弦を通す所の穴の開け直し

といった作業がほどこされたようです。

 

まだじっくり弾いてませんが、少し音をだした所、確かに強いしっかりとした音になったように感じました。

調整前と調整後にお友達の先生にも弾いていただいたのですが、

コメントは「以前の時も良い楽器だと思っていたが、全然違う楽器になっている。すごく良い」

との事らしいです。

「甘く、優しく、とろけるような音」

だそうです。

私にはそのよな音をなかなか出せそうにはありません。

精進しなくてですね

 

ただ、問題が、

この楽器はとても綺麗でかつ装飾楽器ですので、

調整をしていただいた職人さんなどからこんな意見があります

「これだけ美しい楽器はそうない、出来ればコレクションとして全く弾かないで欲しい、

弾けば必ず傷がつくから」

との事でした。

私としては見ても楽しみ、弾いて楽しみたいのが人情なのですが、、、

でも、そういう意見の意味合いも理解できます。

ですから、いま別に2台の楽器がありますから、そちらを主な練習で弾き、

カペラヘリエは定期的に簡単に音をだす程度にしようかと思っております。

そして、鑑賞して楽しもうかと思います。

そうなると、もう自宅で絵画を見て一人でほくそ笑むおじさんって感じですね~

 

またその晩は、

カペラヘリエを届けていただいた友人と福岡でお食事しました。

とても楽しく貴重な時間を過ごさせて頂きました。

本当にありがとう御座いました。

感謝感謝です。

お土産まで頂戴しまして

 

ちなみに、、

次の日は用件がありましたので、深夜0時の船で帰らなくていけませんでした。

船の時間まで間がありましたので、映画を見ました。

と言うわけでまた「風立ちぬ」を(笑)

人多かったです、、、一席しか空いてなかったです。

そして、せっかく買ったアイスクリームを床に落としてしまいました。

しかも落として、地面についた所はよけて食べるという荒技をやってしまいました。

いまさらながら食べなければ良かった後悔しております。

今の所お腹は痛くありませんが、、、