-東村宗介の世界-

脚本家・東村宗介の世界

リーサルエンジェルを観た

2010-12-04 07:42:40 | Weblog
うーん、自分の脚本ながら、本当にヒロインを酷い目にあわせてるな。
まあ、今回はゴキブリという女の子が嫌がりそうな怪人をあえて出したり、
2話目ではヒロインが拷問死させられるという内容で、
ハードなヤラレというコンセプトで書いたんだけど。
だいたいの監督は、脚本でハードにすると、緩めてくるんだけど
吉川監督だけは、逆にさらに強めてくることがあって、
できあがったのを見ると、びっくりすることがある。
今回もそのパターンでしたね。
個人的にはかなり好きです。うん。

1月のドラマに、さらにガールズアクションが追加ですね。
川島海荷さん主演の少女暗殺者もの「ヘブンズ・フラワー」。
いったいどうしたんでしょうね。こんなに女性のアクションものが重なるなんて。
でも、4月になったら、結局いいシーン、何もなかったな~とかいうのはナシにしてほしいな。

関係ないけど、ビデオで「メガピラニア」というのを、何をどう間違ってか、借りてみてしまったんだけど、これすげーな。久々にB級中のB級をみた。

科学実験でどんどん巨大化するピラニアの話だけど、ジンベイザメくらいの大きさになって(話の中ではくじらよりもでかくなると言っていた)、戦艦を喰って破壊するまでになる。すごかったなぁ。川の上流でつくられたピラニアが、巨大化しながら海を目指している。でも、ピラニアは海で生きていけないから下流で一網打尽だといってミサイル攻撃。でも、ピラニアは、なんなく海に逃げて、なんの説明もないし。解決方法も強引な上、それじゃ絶対に解決になってないだろうって方法なのに、主人公たちの満足気な顔で終わるし…あれだな、こういうB級は逆に早回しできないな。最初から最後までちゃんとみちゃったよ。
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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
私も観ました! (月の雫)
2010-12-14 09:58:37
「リーサルエンジェル」前編 私も観ました!

これはなかなかの快作です!
まずストーリーと設定が凝っている。
ウイルスに着目している設定もすごいし、
感染者である都を利用して、西神を追い詰める真琴の組織のやり方も斬新です。

吉川演出も冴えていて、後編での都と真琴のやりとりや心の揺れ具合の演出が非常に楽しみです。

>吉川監督だけは、逆にさらに強めてくることがあって、

という意味では、
「女戦闘員物語 NEXT」に少し作風が似ていますね。
あの時もヒロインが1人死に、1人が再起不能になりました。

話が少し変わりますが、全ての脚本を手がけておられる東村さんは
女戦闘員物語1~4の内、どれが一番好きですか?

私は断然「NEXT」です。「3rd」も好きだけど、
「NEXT」にはかなわないなあ。
「NEXT」は本当に名作なので、いまでもしょっちゅう観ますよ!
田中さんと竹内さん(現 古城さん)が一番輝いていたころの作品です。
保存用にBOXも買ってしまいました!

お暇あればコメント待っています。
返信する
レスです。 (東村)
2010-12-14 10:17:31
月の雫さん、どうもです。
リーサルエンジェルは、どうやってヒロインを苦しめようかということから考え始めた作品だったので、月の雫さんの好みではないかな、と思ってました。でも、楽しんでいただけて良かったです。
後篇では、さらに真琴が痛めつけられますからね。たぶん、僕が脚本を書いたエキサイト以外のZEN作品で、一番肉体的にピンチになったヒロインじゃないかと思います。

で、ご質問の件ですが、やはり2と3で悩みますが、3かなぁ。2の田中いちえさんのアクションややられも捨てがたいのですが、萌えじゃなくて、燃えが一番書けたのは僕が書いたすべての作品の中で3が一番だと思いますので。
返信する
ありがとうございます (月の雫)
2010-12-15 10:59:04
早速のレス、ありがとうございます。
原作者の方から直接お返事頂けるのは本当に幸せです。嬉しいです。

>月の雫さんの好みではないかな、と思ってました。

私の苦手なのは、長尺の拘束拷問シーンです。
動きの少ない手枷足枷の拘束が嫌いで、
できれば5分以内だと嬉しいです。
ドミ的なピンチや動きの多い触手やかみつきでの拘束はかえって好きです。
「NEXT」前編での田中さんの拘束はほぼ10分で許せるぎりぎりかなという感じでした。
実は「マグマレディー」は前編はなかなか良いなと思っていたのですが、
後編の拘束拷問が2人交互とはいえ、2話に渡っていて、
あまりにも長過ぎたので、めげてしまいました。
ただでさえ、巨大はアクションの動きが小さくてたるいので、
拷問まで動きが少ないとメリハリが無くなってしまいます。
でも、ラストの博士が謝罪するシーンは男らしくってとても好きです。
あれで全体がしまった感じです。

>萌えじゃなくて、燃えが一番書けたのは僕が書いたすべての作品の中で3が一番

この意味が充分理解できなかったので、
「女戦闘員物語PartⅢ」前後編、早速観返しました。
「燃え」の意味は、思うままに感性のままに自分の気持ちに素直に生きること、だと思ったのですが、合っていますか?
小梅の生き方を見習いたいものです。

かなりの東村脚本作品には体制批判、体制崩壊の意味合いがこめられていると思っています。
簡単にいうと「長いものに巻かれるな」ということですね。
(吉川監督作品にも昔の「ファイティングバッドガール」のころからあったと思われる)

「HAZARD ANGEL」「プレミアナイツ」「スペースチェイサー」「デザーター」など、大好きな作品ばかりです。
そしてもっとも顕著なのが「女戦闘員物語」シリーズ ですね。

この意味合いだけはずっと東村脚本の底辺には流れていてほしいと願っています。

返信する
返事が遅くなりました。 (東村)
2010-12-23 07:09:55
月の雫さま、ご質問の返事が遅れてすいません。
>「燃え」の意味は、思うままに感性のままに自分の気持ちに素直に生きること、だと思ったのですが、合っていますか?

そうですね。僕の書く女主人公は、女性同士の恋愛感情をにおわせているものが多くて、苦難を乗り越えるきっかけや動機もそれが絡んでいるものが多いと思うのですが、小梅はそこから離れて書けたかな、というところで気にいっているんです。あと、馬鹿で熱いヒロインという意味でも好きですね。
これで質問の答えになってるでしょうか?
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感謝!感謝!です。 (月の雫)
2010-12-23 08:23:50
東村さん、本当に感謝!感謝!です。
執筆、撮影等で本当に忙しい年末にお返事を下さいましてありがとうございます。

>これで質問の答えになってるでしょうか?

バッチリです!かゆい所に手の届くご回答です!

>女性同士の恋愛感情をにおわせているものが多くて

もともとある友情を深めていくパターンと、
偶然で出会った2人が友情を築いていくパターンとがあると思うのですが、
私は断然後者の方が好きです。出会いは必然っていうか・・・中でも
「イマジナー」「スペースチェイサー」が秀作ですね。
「ジャスティーウィンドVS悪のアメコミ軍団」もそのパターンなので、最大傑作だと思っています。

>小梅はそこから離れて書けたかな

このパターンは確かに他になかなかないのですが、
敢えて言えば、「西遊戦記」だと思います。
桧山ゆきのさんのキャラが突き抜けているせいもありますが、好きな作品です。

それにしても「リーサルエンジェル」いいですねえ。
観れば観るほど滝ありささんの魅力があふれていますね。
滝さんこれでZEN7作目ですが、作品を重ねるごとによ益々良くなっている。
なかなかない稀有な女優さんです。
アクションもシャープになってきていますし、もっと出演して頂きたいですね。
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